献血100回到達したので、掛かった年数と献血のメリットを語ってみる
このたび献血100回達成しました。100回というのはいつもの献血を繰り返した通過点に過ぎないのですが、やはり嬉しいものです。
記念に、本エントリーでは掛かった年数と受けた献血の種類とメリット・デメリットを記します。
掛かった年数
私は20歳(2000年)の頃始めて、2018年に100回ですから、18年掛かったことになります。病気をすることもなく過ごせて、体を丈夫にしてくれた両親には感謝です。
大学浪人中に献血というものを知って以来、大学在学中に地元献血ルームで、献血バスで、就職してからは地元献血ルームと出張の折などに献血をしてきました。中には、自分の結婚式当日に献血したこともありまして、ほとんど趣味になっています。
今では複数回献血サイトで血圧、血液検査内容などの履歴を見ることができるようになりましたが、2005年以前は見ることができませんでした。そこで、献血ルームの職員さんに昔の記録を見せてもらい、時系列でプロットしたデータが上のものです。
受けた献血の種類
献血の種類には、血漿・血小板・全血400ml、全血200mlがあります。私は血漿・血小板・全血400mlを今までにしたことがあり、7割方血小板献血です。「成分献血でお願いします」というと、まず血小板献血になります。血小板製剤の消費期限は4日間であり、より長く保存できる血漿や全血よりも希少性が高いためです。
また血小板献血には、採血方法の違いで「CCS」と「トリマ」の2種類があります。トリマは比較的体重が大きい人が対象になる、最新鋭の方法ですが私は小柄なことがあり、気分が悪くなりやすいです。そんなこともあります。
献血してから次の献血までに空ける期間も献血の種類で異なります。
たくさん献血したい!と考えている人は、血漿献血が最も短い空き期間でできるため、意図的に「血漿を狙う」などという人もいますが、献血ルームの人に迷惑が掛からない範囲でやるべきですね。
献血のメリット
献血のメリットは色々あります。
- 健康維持に活用できる
これが目的の人は多いのではないでしょうか。献血すると血液検査結果のハガキが送られてきます。この血液検査は、内科などを受診してやってもらえるものと同一の方法を採用しているということで、アルブミン値やコレステロール値などを知ることができます。複数回献血サイトでは、血圧測定結果も閲覧できます。2週間に1回献血する人は、2週間刻みで血液の健康状態を無料で見ることができているようなものです。このように、献血を継続していれば健康状態を知ることができます。
また、2回3回とやっていくと、回数を稼ぐのが楽しくなってきます。そういった献血の楽しみも健康維持に活用できるポイントだと思います。 - 血液や医療福祉についての理解が深まる
健康なのに看護師さんに注射してもらったりするのが献血です。看護師さんと健康のうちに会えるのは献血だけではないでしょうか。短い場合2週間程度で通うことになり、健康で心に余裕のある状態で医療現場を眺めることができます。こうして、医療福祉が身近な存在になります。 - 社会貢献の機会・わが子の教育への活用
献血は健康な人であれば身一つでできる社会貢献です。社会貢献というと、お金を寄付することもできますが、私はお金よりも体を動かして社会貢献したいタイプなので、献血は最も安全に手軽にできるボランティアだと思っています。
また、私は、娘や息子が小学生位になったら、私の献血に同行させて実際の現場を見てもらったり、街頭での献血のお願いのボランティアを一緒にやったりしたいと思っています。命の勉強になると思っています。
自分の行為が間接的にであれ、誰かの命を救っているというのは、非常に清々しいことではないでしょうか。
なお献血のデメリットはあまりないように思えます。針を刺すのが痛い、人によっては一時的に気分が悪くなる、時間拘束されること位でしょうか。取るに足らないと思います。
まとめ
私の次の目標は、献血可能な体を維持しながらなるべく多く献血をこなすことと、ただ献血するだけでなく、献血してくれる人を増やす、推進者になることです。そういうことを考えさせてくれた献血100回は、素晴らしい通過点であったと思っています。
お金教育のための、子供へのお小遣い・お年玉の与え方を考える
お小遣いやお年玉は、子供へ直接お金を与える習慣です。大抵の家庭では、日本円で定期的に与えていると思います。この与え方はどの家庭でも大体同じだと思います。お金を直接与える機会というのは、子供にお金関係の色々を教える良い機会と考えています。そこで、お金教育のためのお小遣いやお年玉の与え方を工夫して、子供にお金について考えさせることを考えます。
- 1. お金を電子マネーで与える → 玉や紙のお金だけがお金ではないことを教える
- 2. お金をドルやユーロで渡す → 為替を教える
- 3. クレジットカードを渡す → クレジットカード決済体験をさせられる
- 4. 子供の口座に送金する → 銀行振り込みの仕方を教えられる
- 5. 普通に日本円の現金を与える → のであれば・・・
1. お金を電子マネーで与える → 玉や紙のお金だけがお金ではないことを教える
アメリカの家庭では、デビットカードにお金をチャージした形でお小遣いを与えるのが一般的とのことです。キャッシュレスの進んでいる国では自然な流れですね。現金以外でもお金を払えるのだと教えられます。
なお、デビットカードは信用情報が不要なので、未成年口座でも作れます。身近なのはゆうちょデビットです。キャッシュカードにJ-Debitが紐付けられており、そのまま店舗で使えます。ただし、J-DebitはJCBデビットやVISAデビットほど加盟店が多くないのが玉に瑕です。SuiCaや楽天Edyなど代表的な電子マネーも選択肢に入ります。未成年講座で楽天銀行口座も持っているなら、楽天銀行JCBデビットという選択肢があります。ゆうちょ口座から楽天銀行へは手数料無料で入金できます。我が家ではこの方法を使っています。
2. お金をドルやユーロで渡す → 為替を教える
お金は日本銀行券とその貨幣だけではなく、他の国や機関が発行したものがあるということを教えるのに良いと思います。ニュースを見れば必ず日経平均・TOPIXとともにドル円・ユーロ円の値をアナウンスするので、身近なものであるということも説明できます。
近日中に旅行に行くというタイミングで、敢えて早めに市中銀行で換金して与えるのが良いと思います。応用として、子供に窓口に行かせ、換金させても良いのではないかと思います。
見慣れているお札ではないので、子供は興味を持ちやすいと思います。
3. クレジットカードを渡す → クレジットカード決済体験をさせられる
私がクレジットカードを初めて手にしたのは、大学生のとき、海外旅行で使うためでした。今思うと、もっと早く与えられていたらと考えています。
使わせる際に、クレジットカードや与信の仕組みを一緒に教えられると良いでしょう。
4. 子供の口座に送金する → 銀行振り込みの仕方を教えられる
現物がないので子供は嫌かもしれませんが、子供の銀行口座に振り込むことで銀行振り込みの仕方を教えることができます。実際にオンラインで入金して、オンラインで送金結果をしめしてやれば、子供も納得するかも?
5. 普通に日本円の現金を与える → のであれば・・・
貯金箱「Happy money pig」を使わせる
ハッピー・マネー四分法 | I-O ウェルス・アドバイザーズ
この貯金箱は普通の貯金箱ではなく、「消費」「貯蓄」「投資」「寄付」の目的別にお金を投入する穴が4つある貯金箱です。
この貯金箱のコンセプトは、お金の使途には「消費」だけではなく、「貯蓄」「投資」「寄付」があるということを子供に教えることです。寄付は、消費・貯蓄・投資と並ぶ使途です。キリスト教徒など慈愛の精神を幼い頃から学んでいる英国やアメリカでは、寄付は非常に日常的な金銭行動であるということのようですね。日本はまだまだ寄付後進国かと感じます。
貯蓄の意義は金利でお金を殖やすことですし、投資にも、自己投資や株投資がありますので、そういったことを教えることにも広げられそうです。
やはり、概念を理解させるには現金を使わせるのが良いと思います。
この貯金箱は貯金箱にしては高い(2000円程度)し、敢えて豚である必要はないので、馴染みの貯金箱を使っても良いのではないかと思います。100均で売っていますし、子供にDIYで作らせることもできます。
「寄付」の貯金はアンパンマン貯金箱でするという風に工夫すれば、慈善の考え方を幼い頃から教えられますね。
金利の理解については、過去のエントリーで「とうし貯金箱」なるアイディアを紹介しました。
親も子供と一緒にお金の殖やし方について考えていくと楽しいかもですね!
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就職先としての高専教員(H30年度版)
以前、別のブログで就職先として高専教員を勧める記事を書きました。
(本ブログに統合済です)
このエントリーでは、高専教員の公募に興味をもつ訪問者の方々と様々な意見交換がなされました。私も、知っている限りの情報と公募・採用面接のノウハウについて語りました。このエントリーを読んでいただいて、見事内定をゲットしたというご報告もいただきました。
高専教員を目指すという方は、ぜひ参考にされてください。
その他、本ブログの「高専」カテゴリには、関連する記事もエントリーしておりますので、ぜひどうぞ。
なお、H31年現在についてです。
状況としてあまり変わっていませんが、高専の高度化の影響で、以前よりも学生指導や部活動、校務についての比重は軽くなり、研究遂行能力や外部資金獲得能力についてより重く問われるようになったと考えています。
我々現役の高専教員も、以前は教育実践論文のみで昇任できていたものが、現在では査読付の研究論文が数通なければいけなくなりました。また、専門学科教員は専攻科学生の研究指導教員の資格(特例適用専攻科の学修総まとめ科目の指導教員)維持のため、学位授与機構の審査に合格できないような教員は准教授になれないなどの制限が加わっています。したがって、比較的研究能力が低い教員は、その他の業務上の能力に問題がなくても昇任できないなどの問題が生じています。
また、文部科学省は高等教育の高度化の一環で、民間企業経験者の教員を増やしたいようです。したがって、民間企業経験者は、博士後期課程修了の学生よりも、たとえ年数が浅くても、採用には有利に働くものと思われます。
また、高専は海外展開を進めています。つまり、高専制度の輸出です。すでにモンゴル、タイには高専が創設されており、ベトナムなどに創設される予定になっています。高専制度の輸出は安倍内閣の対外協力の目玉事業になっており、教員も、海外とのコネのある人は採用されやすくなると思われます。
大学を志向している人は、高専にも目を向けてみては?大学ですとテニュア・トラックなど有期雇用で不安定ですが、高専教員は基本的に無期雇用です。
その他、疑問点がありましたらどうぞ。答えられる限りでお答えいたします。
他の記事です。
「GPIFの運用損失が過去最悪」と報じるマスコミに騙されるな!
GPIFの運用損益が過去最悪となった模様だと日本共産党の機関紙・赤旗が報じました。
18年10~12月の年金積立金運用/過去最悪 14兆円超損失か/本紙試算
以下引用。
国民の公的年金の保険料を原資として株や債券で運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、2018年10~12月の資産運用で過去最悪の2倍近い、14兆円を超える損失を発生させた可能性があることが、本紙の試算で分かりました。
(中略)
そこで、GPIFの9月末時点の運用資産にこれらの収益率を乗じて計算したところ、14兆円を超えるマイナスという結果になりました。
(中略)株価対策に国民の大事な年金資産をつぎ込んできた安倍政権の責任が改めて問われます。
この記事で言いたいことは、最後の段落の「安倍政権の責任が改めて問われる」だけです。その根拠としている記事は最近の四半期における損失だけを述べており、これまでの長期にわたる運用益については述べていないため、非常に一方的な論評であるといえます。また、株下落の原因である米中貿易戦争や米国の下落相場入りなどにも意図的に言及しておらず、すべての原因を安倍政権に押し付けるという結論に仕上げています。非常に悪質かつ幼稚ですが、無知かつ共産主義な読者の共感を得るためには好都合なのでしょう。
いうまでもなくGPIFは、年金財源の確保のため、長期的・安定的な運用を基本理念としていますので、世界経済の後退懸念で四半期の損失が出る位のことは当然想定済みでしょう。
この手の報道(に見せかけた印象操作)は、年金を絡めて政権を批判したいマスコミの常套手段です。
記事にまったく生産的な論評がありません。流石赤旗です。
年金の真の問題点は、
- 国民皆保険で強制加入にもかかわらず未納率が高い
- 高齢者の増大による年金給付額の増大
- 納付世代人口の減少による財源の縮小
です。そもそも、納付世代の人口が高齢者人口よりもずっと多ければ、そして、納付世代の人がもっと年金の重要性を認識して納付していれば、リスクを取って運用してまで資産形成を図る必要はないのです。
私は、年金納付は国が補償する無リスクの資産形成手段の一部であると捉えています。無論、年金給付まで生きることができればですが、それは今心配しても仕方がないことです。
参考記事です。
cden.hatenablog.comGPIFの投資方針を引用してまとめました。
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GPIFさんに教えてもらう長期分散投資の概念と基本ポートフォリオ
年金の運用というと、マスコミが赤字のときだけ騒ぎ立てるため、国民のためにならない組織であると印象操作されています。そのようなマスコミは確実に愚かですし、印象操作される人もきわめて残念です。
日本は国民皆保険制度を有し、20歳以上の人は全員、国民年金は強制加入です。その年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、永続的に安定的に円貨を殖やしたいと思っている機関投資家であり、現に世界最大級の資産規模を有しています。
GPIF自身は直接投資はせず、彼らの基本理念に基づく運用方針を定めて、資産を信託銀行などを通じて投資しています。
私のような個人で長期資産運用を行っている者も、自分たちの生活と資産に基づく運用方針を定めて、資産を証券会社を通じて投資しています。
このような関係をみると、GPIFと庶民の長期投資家とは似ていると思います。どちらも、永続的に安定して円貨を殖やすために投資をしているからです。
そんなGPIFですが、HPの説明が簡潔で分かりやすいです。
世界最大級の機関投資家が、その投資元本を有している庶民に対して、自分たちの基本理念を、なるべく難しい表現を排して説明しています。内容は、ほとんどバートン・マルキールやチャールズ・エリスの説く「投資の大原則」と変わりません。子供への長期資産運用概念の教材として利用しない手はありません。以下では、GPIFの簡潔な説明を引用し、私が子供に覚えさせたい文言を強調して示しました。なお引用は平成31年1月6日現在のものです。
長期的な観点からの運用
年金は長期間にわたって給付を行うものであるので、年金積立金の運用にあたっても、長期的な観点を持って、必要なリターンを最低限のリスクで確保することを目指すこととしています。
年金は円貨を長期にわたって庶民に配る訳ですから、その必要額を、長期間運用において、なるべく損失が少なくなるように運用しているということです。
私たちの生活で言い換えるなら、
「必要額」は、住宅購入や子供の大学通学費用に宛てるために蓄えるお金のことです。
「必要額」に応じて、必要なリターンを、なるべく資産を減らさないように殖やしていこうということです。したがって、GPIFは、いうなれば年金に特化したファイナンシャルプランナーであり投資家そのものであるということです。
分散投資の意義①
運用の対象とする資産には、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式のように幾つかの資産があります。運用による収益が変動する要因には、経済状況等により資産の価値が変わってしまったり、株式や債券の発行者が倒産してしまうなどがありますが、外国の資産の場合は、これに加えて円高や円安といった為替の影響も受けることになります。
GPIFが長期資産運用で運用対象に選んでいるのは、
- 国内債券
- 外国債券
- 国内株式
- 外国株式
のみです。不動産(REIT)投資については、国内株式を通じて僅かに行っています。
GPIFは2014年4月から国内株式投資の一環としてJ-REITへの投資を開始していますが、保有額は2016年3月末が676億円、2017年3月末が684億円、2018年3月末が685億円とほぼ横ばい、J-REITの時価総額に対するGPIFの保有額比率は0.6%程度に留まっています。
J-REIT自体の時価総額規模が少ないため、GPIFが投資すると影響が大きすぎるということなのでしょう。
なお、外貨投資や仮想通貨投資は入っていません。GPIFからすると、これらの値動きは完全にランダムウォークであり、投資というよりも投機とみなしているのでしょう。
分散投資の意義②
一方、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式という、主要な4資産に分散投資した結果はどうなったでしょうか。4資産に25%ずつ投資したポートフォリオでは、1位になることはなかったものの、5位になることもありませんでした。大きな損失を避けるためには、さまざまな資産に分散投資することが重要になります。
年金はなるべくリターンを殖やしたいが、リターンが大きい資産は当てられない。だから、分散して持っておくことが重要であるということです。
基本ポートフォリオの項目で明らかにされますが、GPIFはローリスクローリターンの国内債券を35%と多めにしてリターンの土台としています。年金の元本をあまり減らせないからです。
分散投資の意義③
また、国内資産に加えて、外国資産に投資することにより、分散投資の効果は一層高くなります。(国際分散投資)様々な理由により、日本の株式市場の成長が見込めないときでも、外国の株式市場は成長するということがありますし、株式が暴落しても債券が上がるということがあります。世界中の中央銀行が自身の国の経済成長のためにお金を生み続け、そのお金は世界中を流れ続け、成長する資産に集まります。したがって、投資する資産を分散していればいずれかの資産のリターンにありつけ、暴落を食らっても限定的にできるということです。
長期分散投資の効果
分散投資をしていても、1年間だけでみるとリターンがマイナスになることがあります。
(中略)投資期間を延ばしていくと、良い年と悪い年の運用成果は相殺され、投資期間全体でみると収益が積みあがっていきました。
「リスク」の図でも分かることですが、4資産均等の分散投資では、時間を味方につけて長期運用すればするほど利益と損失の差であるリスクは減っていきます。それどこか、10年間運用では、損失はまったくありません。したがって投資は、長期間ではプラスのリターンが見込める市場(プラスサム市場である株式市場と債券市場)において、長期で行うことが最も重要であるといえます。ゼロサム市場である為替市場や仮想通貨市場などはダメということですね。
基本ポートフォリオの考え方
年金積立金管理運用独立行政法人は「長期的な観点から安全かつ効率的な運用」を行うため、各資産を組み合わせた資産構成割合を「基本ポートフォリオ」として定めています。
具体的には、「安全かつ効率的な運用」を行う観点から、以下のとおり複数の資産を組み合わせて運用を行うこととしています。
- 国内債券 35%
- 外国債券 15%
- 国内株式 25%
- 外国株式 25%
第1期中期計画から第2期中期計画の更新で、基本ポートフォリオにおける国内債券の割合が減少して株式の割合が増加してきました。これは、日本国債の超低金利化によるものと考えられます。受給者が増えて給付額が増え続けているので、下振れリスクを抑えつつ、以前よりもリスクを取って対応しようということです。
率直に言って、GPIFの運用は涙ぐましいです。堅実な長期運用を標榜する個人投資家は、GPIFのブレない姿勢から学ぶことは多いと思います。
参考文献です。
「投資の大原則」では、インデックス投資の大家であるバートン・マルキールとチャールズ・エリスは、インデックスによる長期分散投資の有効性を説いています。GPIFの運用方針は彼らの投資哲学と符合します。
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<積立のモチベーション向上>MSCIコクサイ・S&P500の超長期リターン(円建て)
長期積み立てのモチベーションを上げて、「下落は口数がたくさん買えて嬉しい!」と心から言えるようにしたい!
私の保有している主力インデックスはS&P500とMSCIコクサイに連動する投資信託(eMAXIS Slim 先進国株インデックス、ニッセイ外国株式インデックス・ファンドやたわらノーロード先進国など)です。これらは通常ドル建てでの表示です。
我々日本人は日本円で生活しているので、ドル建てではなく、円建てで利回りを考える必要があります。そこで、これらのインデックスの円建ての過去リターンがプラスの年とマイナスの年の年数を調べました。1970年~2017年となります。
- プラスの年:33年
- マイナスの年:14年
明らかにリターンがプラスの年の方が多いですね。
2008年のリーマンショックで-50%、2002年に-28%、1987年に-20%程度下落していますが、数年に1回という感じです。
MSCI コクサイ・インデックス(青色)(TOPIX:灰色)
『MSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)』 |株価指数
リーマンショック前に一括投資していても、4年半ホールドで戻っていることが分かります。20年間ホールドで200%弱、つまり4倍弱のリターンが得られるということが分かります。
続いてS&P500です。1961年~2017年となります。
- プラスの年:40年
- マイナスの年:16年
S&P500も、MSCIコクサイとあまり変わりません。MSCIコクサイの50%以上は米国なので、当然といえば当然ですね。
『S&P 500 (配当込み) (円) インデックス』 |株価指数
過去20年リターンでは、円建てであっても、MSCIコクサイよりリターンが大きいです。
ということで、長期投資家の皆様、がっちりホールドしていきましょう!
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2018年4人家族の投資損益まとめ|夫婦:つみたてNISA・iDeCo・特定口座、子供:ジュニアNISA
年の瀬ですが目下大暴落ですね。投資は買い始めの頃は損失が気になりますが、喉元過ぎると楽になる(ただマイナスの数字が大きくなっていくだけのように思える)もので、むしろ騰がるまでじっと投資を続けようという前向きな気持ちになっています。
さて、2018年度分のNISA投資が終わりましたので、2018年4人家族全員の口座で投資を行った結果をご紹介します。運用はすべて家長である私が行っています。株価および基準価額は12/26(水)昼現在です。
アセットアロケーション
基本的に我が家は先進国株100%です。インデックスファンドで分散投資をして、個別株は味付け程度です。特に、米国バンガード社のVTIとeMAXIS Slim先進国株インデックスに集中投資するようなスタイルにしています。つまり、非常に米国に偏重したアセットアロケーションとしています。
特定口座(夫)
- SBI証券 (1ドル110.56円)
損失:約85万円
ETFは2018年2月から10月に掛けてちょいちょい買っていました。暴落が始まる前は全部合わせて40万円の含み益があったのですが、何とも無残なものです。
なお、私は配当を吐き出す個別株よりも、長期で持てるETFや配当を吐き出さないグロース株に投資する方針です。VISAは、QQQに金融株がないため、確信して長期で持てる株ということで購入しました。
現状、VISAも含めて長期では株価が回復することに疑いを抱いていません。 - 楽天証券
損失:約21万円
楽天の株は応援の意味で買いました(我が家は楽天経済圏にどっぷり浸かっています)。100%損失しても後悔はしません。
eMAXIS Slim国内債券インデックスは、楽天カード決済用です。小額ながら評価益が生じてきています。可愛いやつです。
新興国株式インデックスは、楽天ポイント用です。月1回、1ポイント+499円で500円投資しています。
つみたてNISA
- 夫
損失:約5.7万円 - 妻
損失:約5.5万円
iDeCo
- 夫(12,000円/月)
損失:約3万円 - 妻(23,000円/月)
損失:約6.5万円
ジュニアNISA
- 娘(2)
NISAは2018年中に開始。投資総額が少ないのは、誤ってジュニアNISA口座の「課税ジュニアNISA口座」で買ってしまったためです。
損失:約5万円
- 息子(0)
NISAは2018年中に開始。
eMAXIS Slim TOPIXは、海外に投資するインデックスファンドが2018年のNISA枠で買えなかった(最終受渡日を理解していなかった)ために買いました。
国内のファンドならば、海外ファンドよりも受渡日までの日数が1日短いため、買えます。
損失:約9万円
ということでざっくり損失は 約141万円 となりました。損失の数字をかき集めると衝撃的な額ですね。車一台買えちゃいます。でも、年末の大掃除をした気分です。スッキリしました。
我が家の投資はすべて余裕資金で行っている上、20年スパンで売らないつもりですし、何事も勉強ですので、じっくりと続けます。
↓気づきがありましたらクリックをお願いいたします!