お小遣いやお年玉は、子供へ直接お金を与える習慣です。大抵の家庭では、日本円で定期的に与えていると思います。この与え方はどの家庭でも大体同じだと思います。お金を直接与える機会というのは、子供にお金関係の色々を教える良い機会と考えています。そこで、お金教育のためのお小遣いやお年玉の与え方を工夫して、子供にお金について考えさせることを考えます。
- 1. お金を電子マネーで与える → 玉や紙のお金だけがお金ではないことを教える
- 2. お金をドルやユーロで渡す → 為替を教える
- 3. クレジットカードを渡す → クレジットカード決済体験をさせられる
- 4. 子供の口座に送金する → 銀行振り込みの仕方を教えられる
- 5. 普通に日本円の現金を与える → のであれば・・・
1. お金を電子マネーで与える → 玉や紙のお金だけがお金ではないことを教える
アメリカの家庭では、デビットカードにお金をチャージした形でお小遣いを与えるのが一般的とのことです。キャッシュレスの進んでいる国では自然な流れですね。現金以外でもお金を払えるのだと教えられます。
なお、デビットカードは信用情報が不要なので、未成年口座でも作れます。身近なのはゆうちょデビットです。キャッシュカードにJ-Debitが紐付けられており、そのまま店舗で使えます。ただし、J-DebitはJCBデビットやVISAデビットほど加盟店が多くないのが玉に瑕です。SuiCaや楽天Edyなど代表的な電子マネーも選択肢に入ります。未成年講座で楽天銀行口座も持っているなら、楽天銀行JCBデビットという選択肢があります。ゆうちょ口座から楽天銀行へは手数料無料で入金できます。我が家ではこの方法を使っています。
2. お金をドルやユーロで渡す → 為替を教える
お金は日本銀行券とその貨幣だけではなく、他の国や機関が発行したものがあるということを教えるのに良いと思います。ニュースを見れば必ず日経平均・TOPIXとともにドル円・ユーロ円の値をアナウンスするので、身近なものであるということも説明できます。
近日中に旅行に行くというタイミングで、敢えて早めに市中銀行で換金して与えるのが良いと思います。応用として、子供に窓口に行かせ、換金させても良いのではないかと思います。
見慣れているお札ではないので、子供は興味を持ちやすいと思います。
3. クレジットカードを渡す → クレジットカード決済体験をさせられる
私がクレジットカードを初めて手にしたのは、大学生のとき、海外旅行で使うためでした。今思うと、もっと早く与えられていたらと考えています。
使わせる際に、クレジットカードや与信の仕組みを一緒に教えられると良いでしょう。
4. 子供の口座に送金する → 銀行振り込みの仕方を教えられる
現物がないので子供は嫌かもしれませんが、子供の銀行口座に振り込むことで銀行振り込みの仕方を教えることができます。実際にオンラインで入金して、オンラインで送金結果をしめしてやれば、子供も納得するかも?
5. 普通に日本円の現金を与える → のであれば・・・
貯金箱「Happy money pig」を使わせる
ハッピー・マネー四分法 | I-O ウェルス・アドバイザーズ
この貯金箱は普通の貯金箱ではなく、「消費」「貯蓄」「投資」「寄付」の目的別にお金を投入する穴が4つある貯金箱です。
この貯金箱のコンセプトは、お金の使途には「消費」だけではなく、「貯蓄」「投資」「寄付」があるということを子供に教えることです。寄付は、消費・貯蓄・投資と並ぶ使途です。キリスト教徒など慈愛の精神を幼い頃から学んでいる英国やアメリカでは、寄付は非常に日常的な金銭行動であるということのようですね。日本はまだまだ寄付後進国かと感じます。
貯蓄の意義は金利でお金を殖やすことですし、投資にも、自己投資や株投資がありますので、そういったことを教えることにも広げられそうです。
やはり、概念を理解させるには現金を使わせるのが良いと思います。
この貯金箱は貯金箱にしては高い(2000円程度)し、敢えて豚である必要はないので、馴染みの貯金箱を使っても良いのではないかと思います。100均で売っていますし、子供にDIYで作らせることもできます。
「寄付」の貯金はアンパンマン貯金箱でするという風に工夫すれば、慈善の考え方を幼い頃から教えられますね。
金利の理解については、過去のエントリーで「とうし貯金箱」なるアイディアを紹介しました。
親も子供と一緒にお金の殖やし方について考えていくと楽しいかもですね!
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