我が家は
- 夫:サラリーマン
- 妻:パート(勤務時間週30時間ほど)
- 幼児2人(保育園通園)
- 地方都市在住、アパート
- 月23万5千円を投資に回している(現在3年目)
です。このような前提で本稿をお読みください!
節約するには目標が必要!
サラリーマン世帯である我が家では、収入は一気に増えません。一方で支出は工夫次第で抑えられます。節約は苦痛を伴うこともあるため、目標を立てて楽しみながら続けています。目標は
- 子供の大学資金を運用利益で賄うこと:1人あたり400万円を5年間で積み立て
- 戸建ての購入資金を運用利益で賄うこと:2000万円
です。これらは20年位先の遠い目標なのですが、日々やれることから節約に励み、投資資金に回しています。
本稿では、我が家の節約法についてご紹介します。お役に立てれば幸いです。
収入のポリシーに則って節約に励む!
我が家では、収入の使途にはポリシーがあります。
- 夫の収入は生活費に充てる。生活費の残りは貯蓄する。
- 貯蓄はそのまま家族の証券口座で資産運用に充てる。
- 妻の収入は生活費に充てずにキャッシュで保持する。
- 支出毎に口座を分ける。
支出毎に口座を分けるのはお金の流れをざっくり掴む上で役立ちます。我が家では、妻の収入はたまに見て貯まっていることを確認するのみです。妻の貯蓄は積み立て投資を継続するための精神安定剤として用いています。
支出のポリシーに則って節約に励む!
我が家には支出のポリシーがあります。妻の考え方と夫である自分の考え方を合わせたものです。
- 日用品でも食品でも、値段に関わらずなるべく夫婦で話し合って買うかどうかを決める。
- 生活に必要な物だけを買う。
- 物はいつか動かなくなり朽ち果てるから、なるべく支出しない。
- 買った物は勿体ぶらずにすぐ使う。食品は新鮮なうちに使う。
- 買った物は大事に使う。使えなくなるまで使う。
- 物はなるべく代用を試みる。
- 知識やスキルは頭の中に蓄えられる資産だから、惜しまず支出する。
- 負債は負わない(ローンは組まない)。
- 食費と医療費は惜しまず支出する。体は資本。
- なるべくキャッシュレス決済にしてポイントを貯める。
支出のポリシーは人の生き様を表していると思っています。我が家ではひたすら「物を大事に使って、残さない」ことを意識しています。「話し合って決める」などはめんどくさそうに思われますが、妻も私も節約をある程度弁えていますので、毎回話し合う訳ではありません。しかしながら、相談してどんな回答が得られるかを楽しんだりしています。
また、ポリシーに則った支出のため、買う物には意図が宿ることになり、無駄遣いになることが少ないです。
固定費の節約と工夫
固定費は毎月必ず掛かる費用なので、必要なものと不必要なものに分けて、必要なものだけを買うことが大事です。
我が家の固定費の項目と気をつけていることは以下の通りです。
- アパート
住宅ローンは負債だから、築浅アパートに住み続ける。
・なるべく物を買わないで済ませるため、広い家には住まない。
・立地は公園の近く、病院の近くなど考慮する。
・都市ガスが使える物件を選ぶ。 - 保険:夫の生命保険(貯蓄型)、妻の医療保険(子供を産まなくなったら解約)、自動車保険(ネット契約)、火災保険(ネット契約)、自転車保険(ネット契約)のみ。
- 自動車:地方都市では絶対に必要。ただし排気量1200CCの普通車1台のみ。自動車は固定費を大幅に増やすため、何としてでも1台を死守する。メンテナンス重視で11年以上(車検5回以上)乗ることが目標。
夫は自転車通勤、妻は自動車通勤。 - スマホ:SIMフリーのプランにする。大容量通信は市中のフリーWi-Fiを活用する。「安心○○保険」などには入らず、大事に扱う。
- 保育費:補助のある企業型保育園に入れることで費用を抑える。
- 習い事:子供本人のやる気を考慮する。通わせても1つ。他はネットの講座や無料の講座を活用する。
- 新聞:取らない。ネットのニュースサイトで済ませる。
- NHK:テレビを置かない。ネットの動画で十分。
- フィットネスジム:外や家の中で自重を生かして運動する。
以下のようなページも参考にしてください。
毎月の固定費はこうしてドカンと節約する!|2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ
車の維持費は排気量で変わる?排気量別の維持費用まとめ[2019年03月13日] | クルマの維持費 | 新車・中古車の【ネクステージ】
変動費の節約と工夫
- 食費:産地とグラム単価でコストダウンを図る。野菜はスーパーよりもJAの直売所を活用して新鮮なものを買う。量よりも栄養と食べたいと思う物にコミットする。肉は牛よりもグラム単価の安い豚・鶏にする。特定の部位を選んで買うよりもグラム単価の安い細切れやミンチを買う。味はたいして変わらないと心に決め、シンプルかつグラム単価の安い調味料を使う。ハーブなどはプランターで育てる(買うよりも遥かに安く手に入る)。両親の支援(米、果物など)に感謝する。
- 光熱水道費:電気は地元の電力会社ではなく、新電力を選択する。プロパンガスは割高だから都市ガスを使う。その上でガスはなるべく使わず、IHクッキングヒーターや食器洗い機を使う。
- 日用品:必要な物を必要な分だけ買う。セールはあまり意識せず、比較的安くポイントのつく店でずっと買い続ける。安い店はいつも安い傾向がある。皿などは積み重ねしやすくするため、一度に同じものを複数枚揃えるようにする。
- 理美容代:普段は自分で切る、3,4カ月に1回10分カットを使う。
- 被服費:来シーズン着る物をセールで買う。メルカリやラクマで中古品を買う。使わなくなった服はメルカリやラクマで売る。仕事用靴はかかとを修繕して穴が開くまで使う。靴下や下着は穴が開いても使う。
- 交際費:職場の飲み会は、なるべく行かない。そのように済むように普段からコミュニケーションに努める。常に「行かない人」あるいは家庭の事情のせいにして、「行けない人」になると気が楽。
- 趣味代:なるべくお金を使わない趣味を楽しむ。夫はランニング、山登り、献血、ブログ、資産運用、家庭菜園、読書(図書館で借りるか中古本を買う)。妻は携帯ゲーム(安いソフトでしか遊ばない)、インテリアコーディネート、漫画(試し読みしか読まない)。
- お小遣い:夫婦ともに設定しない。購入は相談して決める。
有名FP・横山光昭さんの記事が良くまとまっています。
「理想的な支出の割合」を知ってしっかり貯蓄できる家計になろう!|家計再生コンサルティング|ザイ・オンライン
実際の生活費
我が家の実際の生活費は以前記事にしましたので、ご覧になってみて下さい。
我が家は月23万円を投資に回しており、年間通して凄い速さで銀行口座から貯金が消えていき、一方で証券口座の運用額が増え続けています。お金は精神安定用の定期預金と1年分の生活費以外はすべて家族それぞれの証券口座にあります。
米国のS&P500指数が1%増減すると我が家の資産も1%弱増減するような感じで、ほとんど米経済に依存するような状況になっています。ということで、我が家では日々少なからず世界経済や資産運用が食事時の話題に上がります。
他人からするとかなりストイックな生活をしているように見えると思われますが、当の我が家は夫婦ともいたってストレスなく生活しています。(子供はまだ小さいから文句を言われませんが、大きくなったらどうなるか、少し不安もありますが)