自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

レバレッジ型インデックスETF・投資信託は客観的な指標で買うと儲かる可能性が高い|Fear &Greed Index

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種銭が少ないながらも人的資本が豊かな人は、レバレッジ投資信託を活用してお金を大きく増やす機会に恵まれています。何十年間もの間で、暴落と暴騰は繰り返すからです。

レバレッジETF投資信託の大枠の投資方針としては以下のことが考えられます。

  • 安定して資金が集まるインデックスを選択する
  • 買うタイミング:直感を排除する
  • 投資金額の上限を決める

安定して資金が集まるインデックスを選択する

安定して資金が集まる、つまり長期で騰がり続けることが期待できるインデックスの代表は、

  • 米国のS&P500指数
  • 米国のNASDAQ指数

です。これらの指数は、日々の値動きはやや激しく、1年に数回は10%以上の調整が起こりますが、年単位で見ると右肩上がりです。アメリカは現状世界で最も成熟した資本主義経済をもち、最も強固な金融システムをもち、さらに人口も増え続けている国であることから、S&P500やNASDAQ指数に投資するというのは合理的であると考えています。

NASDAQ市場はアメリカ以外の国の企業も上場しており、最先端のテック企業が集まっています。

NASDAQ指数に関しては、過去ドットコム・バブルの崩壊で大暴落したことがあり、最高値更新に何年も要しています。以下のリンクはナスダック総合指数の超長期チャートです。

baseviews.com

NASDAQ指数のレバレッジ商品は、米国ETFならばNASDAQ100指数の3倍の値動きをするTQQQ(日本の証券会社では買えない)と2倍の値動きをするiFreeレバレッジ NASDAQ100があります。

S&P500指数のレバレッジ商品は、米国のレバレッジETFでS&P500の3倍の値動きをする有名なETFであるSPXLがあります。米国株投資家の間では超有名で、流動性もあり、経費率も約1%とレバレッジ型としては手ごろで、SPXLに集中投資している個人投資家もたくさんいます。投資信託では、2倍の値動きをするiFreeレバレッジ NASDAQ100があります。

S&P500は、リーマンショックで大暴落しましたが、2年ほどで回復しました。以下のリンクにチャートを示しています。

cden.hatenablog.com

S&P500とNASDAQ100どちらを選ぶべきか

投資家個人の考え方に依りますが、

  • より高い分散性で選ぶならS&P500
  • アメリカの成長性を信じるならS&P500
  • SPXLがほしいのであればS&P500
  • グロース株の成長性を信じるならNASDAQ100
  • アメリカ企業に限らずテック企業が好きならばNASDAQ100
  • より高いリターンを目指すのであればNASDAQ100

といった具合に決めれば良いのではないかと思います。

買うタイミング:直感を排除する

レバレッジ型の場合、買うタイミングを自分の主観のみで決めることはお勧めできません。人間というのは欲深いもので、値上がりが続くともっと儲けたいという意識が働き、株価が十分値上がりした後で、上値余地があまりないタイミングで買ってしまうことが多いからです。

いい加減な思いで買うと、後で痛い目に遭うということです。

そこで、客観的な指標を使います。

Fear & Greed Indexの概要

Fear &Greed Indexは米国市場の投資家心理を数値化したものです(CNN提供)。Fearは恐怖、Greedは貪欲と訳され、市場化心理のリスクオフ・リスクオンの状況をざっくりと知ることができます。

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今の状況が数値で表されています。54というのは、FearでもGreedでもない、中庸(Neutral)という状況です。0~40がFear、40~60がNeutral、60~100がGreedです。

この指数の計算は

  • 市場の勢い:S&P500の125日移動平均からの乖離率。プラスならば貪欲に資金が供給されていることを表します。

    f:id:cden:20200215085841p:plain青線が125日移動平均線

  • ニューヨーク市場(NYSE)の株価の強さ:過去52週に渡って高値更新する株と安値更新する株の差の割合。高値更新する株価の数が多ければそれだけ貪欲に資金が供給されていることを表します。

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  • ジャンク債の需要:投資家のジャンク債の利回りと投資適格の社債などの利回りの差(イールドスプレッド)が大きいことは、投資家のより高いリスク戦略を重視していることを表します。

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  • VIX指数CBOEボラティリティ・インデックス(VIX)は市場リスクの高さを表します。低ければ低いほど市場心理は安定しているといえます。

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  • マーケット・ブレス:市場の日々の売買高の拡大・縮小を指数化。値が大きいほど市場は活発に取引されていることを表しています。

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  • 資金の逃避先:過去20日間での、株式と債券双方から得られる利回りの差を表しています。投資家心理が冷えると、リスクの高い株からより安全な債券が買われる動きが高まり、債券のパフォーマンスが上がります。

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  • プットオプションコールオプション:過去5日間のプットオプション(売りの権利)とコールオプション(買いの権利)の割合。値が大きいほど、恐怖を感じて売っている投資家が多いことを表します。

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Fear & Greed IndexとS&P500のチャート比較

トップページにはFear &Greed Indexの過去3年間のチャートが掲載されています。
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株価はS&P500のETFであるVOOです。Fearが20を割ると株価の乱高下が始まり、ちょっと上げてまた下がるというような感じで推移したことが分かります。

このインデックスを見ると、2018年のVIXショックと2019年11月からの米中貿易戦争による調整の双方でFearの下限値は10程度、Greedの上限値は90程度であることが分かります。

また、一度10まで下がると、その後急回復ということはなく、第二波第三波の下落があって長引くことが分かります。

また、Greedが80以上程度まで上がるとその後まもなく調整が入ることも分かります。

ファンダメンタルが順調なこの数年間であっても、です。

Fear & Greed Indexを用いたレバレッジETF投資信託での投資方針

例えばレバレッジ型ブルETF投資信託を買う場合、

  • 10程度まで下がったら → 買い
  • 10から増加したとき → 買わない
  • 20から10に減少したとき → 買い

というような使い方で、機械的に安値で買えます。

投資金額の上限を決める

全世界的な金融緩和が継続中である昨今では短期で株価が上がることも多いでしょうが、リーマンショックなどの信用収縮する状況では下落が長引くこともあり、個人投資家プロスペクト理論でいうところの損失回避の心理に陥りやすいため、含み損に耐えきれなくて売るとか、含み損を早く解消させようと買い足しすぎて株価が底になる前に資金が尽きるとかいうことが起こりやすいです。

したがって、下落が長引くことも想定して、

  • 10~20うろうろしている間は毎日少額を買い続ける

ような使い方も良いかと思います。買い足し続ける資金は、完全な余裕資金であるだけでなく、全体のポートフォリオの内の5~10%位を目途にするのが良いかと思います。多すぎると含み損に耐えられません。

耐えることができれば、調整が終わると一気に資金が戻ってくるのが相場の常ですから、安く買っておいた株は大幅に含み益となる可能性が高くなります。

したがって、資産の一部を使ってレバレッジ型を買うような戦略をとる場合、全体的なポートフォリオについては、債券が多め(オールウェザー)のポートフォリオリスクヘッジすると良いでしょう。

私はレバレッジバランスファンド(楽天・米国レバレッジバランス・ファンドやグローバル3倍3分法ファンド)でリスクヘッジしています。お勧めです。

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