未納の国民年金は窓口で納付書を発行してもらう必要あり
私は大学・大学院生の頃に学生納付特例を申請していた関係で、サラリーマンになった現在でも未納となっている国民年金を追納しています。
収入のある人の国民年金追納は支払い金額の全額が保険料控除されるため、所得税と住民税の節税効果が非常に高いです。なお一般の生命保険などは上限4万円の控除でしかないことからも、国民年金追納の凄さが分かると思います。
この国民年金の追納をするためには、追納の申込書を年金事務所に提出し、納付書を発行してもらう必要があるのです。
納付書発行手続き方法
追納申込書を郵送で送る
ねんきんネットでユーザー登録すると、申込書を作れます。これに切手を貼って郵送すれば、数日間で自宅に納付書が郵送されます。ただし、切手代は掛かります。
窓口で納付書を発行してもらう
こちらが本題です。
昨年までは、ものの5~10分たらずで、窓口で納付書を発行してもらえたので、隣の銀行で即座に支払い、数十分で追納作業を終わらせることが出来ていました。
まさかの納付書の即時発行不可
ところが、昨日(平成31年2月6日)行ったときには、窓口で「システムが変わって即時発行が出来なくなった」と言われてしまいました。昨年と同様に一気に支払い作業を終わらそうと思っていた私は、窓口に行く利便性が完全に失われて、思わず意気消沈してしまいました。
結局、即時発行は不可能ということで、自宅に郵送してもらうことになりました。
年金事務所のサービス低下
そもそも追納の場合、納付書は自動的に自宅に送られてくるものではなく、自分で追納申請を行わなければなりません。追納申請のために年金事務所に行く訳ですから、追納は、通常の年金支払いよりもずっと面倒であるといえます。そして、追納しようという人は、未納のままでいる人よりも年金への信頼を寄せている人だと思います(私も信頼を寄せています)。
そのような人たちの利便性を削ぐような対応は、非常に残念だと思います。
まとめ
国民年金の納付書は窓口で即時発行してもらえなくなりましたので、10年間の納付期限ギリギリで支払うことを決断した、というようなケースでは、追納期限日の午後に年金事務所に行っても支払えない可能性が高いので注意が必要です。支払えないのはその月の保険料だけなので、そこまで重大な話ではないかも知れませんが。