自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

【子育て世代】親から子へ遺せるのはお金と不動産だけ?子供の自立のために、お金に換算できないことを「相続」する

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はじめに

親から子への相続というと、親が老いて死ぬときに遺すお金や不動産、無形資産である著作権や特許といったものや、自営業の人ならば子供に事業を遺したいという人もいるでしょう。

相続は、「自分が老いてから、あるいは、死んでからされるもの」であり、常に「お金や不動産」が対象であるという考え方はありませんか?

親である自分達の資産はお金や不動産や著作権などの無形資産だけでしょうか?

私は、否と考えます。

私達親は、誰しもが私達の親から躾けられ、教育を施してもらうことで自立できたと思います。そうして身についた私達の教養・経験・知識や技能は、直接お金に換えることができないだけで、親から一部相続した、唯一無二の価値ある資産と呼べるのではないかと思います。

私は、自分が知っている全てのことを子供に教えたいと考えています。私が苦労して身につけた様々なことを、なるべく多く子供に知ってもらって、より豊かな人生を歩んでもらいたいという思いです。

本稿では、そういった「資産」を自立する前の子供に対して効果的に「相続」するためのテクニックを考えます。

子供への効果的な「相続」のために

新潟県長岡市の偉人・山本五十六の有名な言葉で

やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば人は動かじ

というのがあります。まずは親が手本を見せてやることが大切ということです。そして、この言葉に隠れているのは、「指図する側も一緒にやる」ことでコミュニケーションをし、指示内容の指導・刷り合わせをしているということでしょう。

 基本的な方法は以下のようなものです。

  • 子供と一緒に行動する
  • 子供にとって身近な手本・見本の役割を演じる
  • 親である自分が社会の入り口を見せてやる
  • 親も新たに勉強する姿勢で接する
  • 他人には真似できないことをしてやる

子供一人ではなかなか難しいことでも、親がいればできるようなことがあります。大人にとっては常識的なことも、子供には分からないということもあります。他人には任せられないけれど、保護者である自分が同伴すれば大丈夫かも、ということがあります。そういう場合は親が直接子供に体験させてやれるチャンスです。

親のもつ知識・経験・技能を生かすチャンスであると言えるでしょうし、他人に任せない分、経済的メリットもあります。何より、人生の糧を子供に直接継ぐことができるのは、親にとっての喜びでしょう。

親の仕事を見学させる/手伝わせる

親の職場を見せることは、社会見学そのものであると思います。自営業の場合でも、子供に見せていない作業や処理はたくさんあるでしょう。それらを折に触れて見せることは、子供にとっても親の新鮮な一面を垣間見ることができる良い機会になるでしょう。

特に父親(父性)は、厳しい社会の入り口としての役割が大きいので、「お金を稼ぐことは大変だ」とか「社会はそう甘くない」ということを肌で感じさせることができると思います。

会社の同僚に会ったときには、子供に挨拶させる機会が生まれます。予め練習しておくなどすると、学習効果が高まるでしょう。挨拶が失敗しても、勝手を知っている同僚ですし、子供に対してもその場で躾けられます。

親の好きなことに子供を巻き込む

親の趣味に子供を巻き込むことができれば、楽しく・熱く語る親の姿を見せられるのではないでしょうか。カッコイイ親というのは、子供にとっては誇らしく感じるものです。

ボランティア・社会貢献活動に連れて行く

例えば親である自分達がボランティアや何らかの活動をしている場合、許されるのであれば、子供を連れて行くと良いでしょう。ボランティアをする背景や意義、どうして親である自分はしているのかなどを話す機会が生まれます。子供に、社会を知ってもらう良い機会になるでしょう。

一緒に勉強する

子供にばかり「勉強しなさい」と言って自分はしないというのでは、子供の不満は募る一方で、親を信用してくれません。普段の勉強でも、子供の隣で親も勉強すると良いのではないかと思います。漢検や英検などの検定合格を目指し、子供と一緒に勉強すれば、子供もついてきてくれるでしょう。国家資格などを一緒に勉強して取得すると、子供にとって一生モノの資産になることでしょう。

海外旅行に行く

もし親である自分が英語を少し喋れたりするのであれば、子供を連れて海外旅行に行くというのはいかがでしょうか。親が英語を駆使して外国人と喋っている姿を子供に見せるのは、子供に対して良い刺激になるでしょう。

親の強みを子供に自慢する

何かの大会での入賞経験や実績など、親に何らかの強みがあるのであれば、それを子供に示して自慢してやると、「親に出来るのだから自分も出来るはず」と可能性を示せると思います。テレビに出るような有名な場所に行ったときの写真やビデオなどを見せ、そのときの話を聞かせるのも良いのはないでしょうか。

まとめ

他にも子供とやれることは色々あると思います。働いていて子供との時間がなかなか取れない方もいるでしょうが、すきま時間を活用して、小さいことからコツコツとやれば良いと思います。

本稿を参考にしていただき、親から子への「相続」を少しずつ進めると良いかと思います。

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