自立を願う父さんのお金教育

小学生・就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

香港旅行で見た香港における日本|出前一丁とかMTRの新海誠っぽい広告とか

1997年に英国から中国に返還されてから20余年、一国二制度のお陰で何もかもが本土・中国と異なる香港。その香港を6日間ほど旅行している間に見つけた日本的なものがわりと多く、香港に対して非常に親近感や愛着が湧いたので少し紹介します。

日本資本が結構入っている感じだった

7-Eleven

7-Eleven香港国際空港の到着ロビーにあるほど、香港の繁華街など街中にたくさんあります。でも、日本のセブンイレブンよりも店の敷地面積の幅が広いのかも知れません。日本では駅のホームのキオスクレベルの7-Elevenがたくさんありました。香港7-Elevenでは、リラックマのグッズが置いてあったり、日本のセブンイレブンのお菓子が日本語表記のまま置いてあったりします。

香港ディズニーランド

香港にはディズニーランドがありますが、お土産をわざわざ現地で買う必要はありません。香港国際空港で買えば良いです。しかも、たまたま買ったチョコクッキーとセサミクッキーが入った缶には「Product of Japan」と書いてありました。味も日本で売っているものと同じで凄い安心感でした。なお、少し気になって上海ディズニーはどうなんだろうかと調べてみたら中華人民共和国浙江省湖州市で作られているようです。香港は関税のない地域なので中国でも日本でも対等のはずなのに、何故でしょう。輸送コストや品質で優れているから日本製なのでしょうか?一国二制度はディズニーにも表れているようでした。

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香港国際空港の出国後エリアのディズニーストア

出前一丁

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wellcomeなどのスーパーマーケットには出前一丁日清食品)の袋麺がずらーっと並んでいたり、山崎パンのパンが置いてあったりします。なお出前一丁は香港におけるインスタントラーメンの先駆けで、出前一丁ブランド化されていたり、茶餐廳(ちゃさんちょう、チャーチャンテン)でも供されている位に人気だそうです。香港食にやや飽きていたときに食べた出前一丁は美味しく感じました。

2階建バスの広告

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正露丸。こんな大胆な広告、日本では見ませんね。

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もっと大胆なやつ。旺角で見かけて思わず撮った一枚。

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漢字で「岡本」。そして「0.01」。日本でも有名なとある避妊用品の広告ですが、日本ではこういった広告は見かけない(規制されているのかも知れません)というか、香港の2階建バスの広告は自由すぎますね。

「優『の』良品」

香港国際空港で「優の良品/AJI ICHIBAN」というお店がありますが、ここは日本資本ではないようです。しかし、無印良品をもじって名付けられたということや、「の」がひらがなのまま看板に使われていることなど、日本文化が人気なのだろうなと感じました。なお、商品も日本にインスパイアされたものが多い模様。

書店

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旺角(モンコック)中心部にある田園書店という書店に立ち寄りました。建物の2階にある小ぶりな書店です。どれだけ日本からの本が並んでいるか知りたかったのですが、著者が日本人の本の翻訳本の多いこと。日本の漫画の訳本だけでなく、内村鑑三の「代表的日本人」が別々の訳者で2冊あったり、村上春樹などの現代文学があったり、エッセイ集などまであったりしました。香港人が著者で日本料理を扱った本などもありました。店内で掛けられていた音楽も、地元音楽に混じって日本語の歌が流れていたりと、かなり日本文化が受容されているんだなぁと驚きました。

香港MTR

香港で一番便利な交通システムのMTR(港鉄)のホーム内で見つけた案内ですが、非常に新海誠テイストで「君の名は。」っぽい。イラストと漢字の意味からして乗客の案内用広告と思われます。日本で例えるならばJRのような大企業が案内にアニメ的イラストを用いているところからして、香港は日本文化を受容しているなあと思わせます。f:id:cden:20181007071702j:plain
旺角駅にて。荃湾線のホーム案内。電車に乗ったら奥まで入りましょうという意味?

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旺角站(Mong kok Station)にて。荃湾線のホーム案内。優先席の案内と思われる。

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廸士尼站(Disneyland Resort Station)での案内板

おわりに

香港の女性から聞いた話では、最近では日本文化だけでなく韓国文化(K-POPなどが代表的らしい)が流行っているとのことでした。しかし、香港を歩いていてあまりハングル文字は見ませんでしたので、ポップカルチャーとして入ってきている段階なのかなと感じました。一方の日本は、言語こそ広東語と日本語で異なりますが、漢字が言語の壁をだいぶ下げてくれているような気がしますし、民族的にも英国の植民地として民主的かつ高度な教育が行われてきた影響か、中国本土ほどの違和感は感じませんでした。
(電車内で大声で通話していたり着信音が轟いていたりと、馴染まないところもありましたが)

香港は1997年から2047年まで50年間、中国共産党から社会主義政策の実施を猶予されています。今も中国共産党と民主主義を巡る対立がありますが、もし香港で中国からの独立性を高める気運が生じたら、日本は台湾同様に官民で応援すべきであると思います。

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