2020東京オリンピックのボランティアで、応募していた大会ボランティア(Field Cast)と都市ボランティア(City Cast)の両方とも採用されました!嬉しい!
オリンピックボランティアはブラックなどと言われていますが、私はお金を払ってでもやりたいと思っていたので、全然Welcomeです。
ということで、本稿では東京オリンピックのボランティア応募についてまとめます。次回以降の海外オリンピックのボランティア応募の参考にしていただければと思います。
大会ボランティア
日程
- 応募期間:2018年9月26日~12月21日17時
- オリエンテーション(説明会):2019年1月~7月
- 採用・不採用通知:2019年9月中旬
- 共通研修:2019年10月~2020年2月
- 役割通知:2020年3月~
- 役割別研修:2020年4月~
- ユニフォーム受取:2020年5月~
- 会場別研修:2020年6月~
応募フォーム
応募フォームはこのような体裁でした。
基本情報として、国籍、氏名の他本人確認証(運転免許証など写真付のID)の記載欄があります。本人確認は、オリエンテーション会場で行われました。
記載項目
応募フォームの各項目です。差し障りのない範囲で私の記入済み内容を載せました。
STEP1
- 基本情報:国籍・氏名(英文表記)・性別・生年月日・本人確認証
STEP2
- 住所・連絡先・緊急連絡先・言語(オリエンテーション・研修における言語)・予定宿泊先(現住所・現住所と異なる宿泊先を手配済・現住所と異なる宿泊先を手配予定)
STEP3
- 〇ボランティア経験
*ボランティア経験がありますか?
はい
(「はい」の方のみ) ボランティアの種類
その他
(「はい」の方のみ) 活動内容をご記入ください。(100文字以内)
*ボランティアリーダーの経験はありますか?
いいえ
(「はい」の方のみ) 活動内容をご記入ください。(100文字以内) - 〇就学・就労
*現在就学していますか?
いいえ
*現在就労していますか?
はい
STEP4
- 〇【スポーツに関する経験】東京2020大会で実施するパラリンピック競技のうち、これまでに関わりのある競技を選択してください。(複数回答可・経験がない場合は「なし」を選択してください。)
*競技名
*(選択した場合のみ)スポーツへの関わり方
*(選択した場合のみ)関わった年数
卓球
競技運営スタッフとしての経験
5~10年 - 〇【スポーツに関する経験】
補足する実績や経験があればご記入ください。(200文字以内)
健康増進・筋肉維持を目的としてランニング・筋トレを20年以上続けています。地元での10kmマラソン大会では37分台で3位入賞したこともあります。教職に就いてからは卓球競技の運営委員(記録委員や進行委員など)になる機会が増え、スポーツ大会運営への関心が強まっています。
〇応急手当講習
*応急手当講習(普通救命講習など)を受けたことはありますか?
はい - 〇運転
*普通自動車免許をお持ちですか?(日本国内で有効な免許)
はい
(「はい」の方のみ) それ以外にお持ちの運転免許があれば選択してください。
選択 ...
(「はい」の方のみ)直近1年の平均運転状況を選択してください。
ほぼ毎日
(「はい」の方のみ)運転のご経験を選択してください。
日常生活(通勤・通学等) - 〇その他
その他、活動に活かしたい資格やスキル、学んだ学問、経験等があればご記入ください。(100文字以内)
高等教育機関で教員をやっており、コーチング資格(CompTIA CTT+ CBT)を保有しているので、人とのコミュニケーション・チームワーは得意です。部活顧問をしており、大会運営の経験があります。
〇コード
*連携大学やパートナー企業等でコードをお持ちの方はご記入ください。複数お持ちの場合は複数ご記入ください。お持ちでない方は、「2020」をご記入ください。(半角)
2020
STEP5
- 〇希望するボランティア活動
以下の期間のボランティア活動に参加できますか?(複数選択可能)
*大会前準備期間【2020年4月~7月】
はい
*オリンピック期間【2020年7月24日(金)~2020年8月9日(日)】及びその前後
はい
*パラリンピック期間【2020年8月25日(火)~2020年9月6日(日)】及びその前後
はい
*活動可能な日数を選択してください。
大会期間中及び大会期間前後において、オリンピック競技大会、パラリンピック競技大会いずれの場合もそれぞれ10日以上を基本とします。
競技スケジュール、活動内容、活動場所等によっては、シフト等の都合により10日を下回る場合もあります。
10日以上の活動を基本としているため、「10日未満の活動」を選択した場合、マッチング上の制約を受けやすくなります。
10 日
*テストイベント等各種イベントのボランティア活動に参加できますか?
テストイベントとは、2019年以降大会前に行われる各競技大会のことを指します。
研修を含め2~5日程度の活動となる予定です。
(日程次第で参加可能な場合は「はい」を選択してください。)
はい
*ボランティアリーダーになることを希望しますか?
いいえ
*希望するオリエンテーション、共通研修等の場所を選択してください。
(テレビ電話等については、海外在住者のみ選択可能です。) - 〇希望する活動場所
*希望する活動場所を選択してください。(最大2つまで)
東京 - 〇希望する活動分野
*希望する活動分野を選択してください。(最大3つまで)
どの役割・活動内容でもよい
〇ボランティア参加にあたって
大会の成功に向けた意気込みを聞かせてください。(200文字以内)
東京オリンピックの成功<選手がベストを尽くせる大会>に向けて私が尽くす自己ベストは、礼儀を弁えつつ親しみを込めたコミュニケーションと主体的な行動を心がけてボランティア活動に励み、他のボランティアや東京オリンピックに人たちに肯定的な影響を与えられるようにすることです。私が振舞うことで周りに良い影響を及ぼし、私も良い影響を受け、オリンピックコミュニティ全体で良い影響が共有されるよう頑張ります。
STEP6
- 〇規約等
*「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 大会ボランティア参加規約」に同意しますか?
(応募時点で未成年の方は、親権者又は未成年後見人の同意を得た上でチェックしてください。)
はい
※応募完了するためには、同意していただく必要があります。
応募のポイント
応募フォームで、選考に関わるものはおそらくSTEP3~5です。
- 経験に関するもの:ボランティア経験、ボランティアリーダー経験、スポーツに関する経験、応急手当講習受講の有無、運転免許の有無
- ボランティア参加期間に関するもの:大会前準備期間【2020年4月~7月】、オリンピック期間【2020年7月24日(金)~2020年8月9日(日)】及びその前後、パラリンピック期間【2020年8月25日(火)~2020年9月6日(日)】及びその前後
- 活動可能日数:10日未満、10日(最低日数)、10日以上
- テストイベント等への参加
- ボランティアリーダーになることを希望しますか
- 希望する活動分野
特に活動日数、テストイベントへの参加、ボランティアリーダー、希望する活動分野の項目が重要かと思います。これらの項目で、10日未満の参加とか自分のやりたい役割を優先しすぎるとマッチングの制約を受けます。
オリエンテーションで話した方々は、案外、「どの役割・活動内容でもよい」というのは少数派で、明確な目的をもって「案内」や「競技」を第1希望に据えている方が多かったように思います。このような方々は、マッチング可能性を低めてでもボランティアの目的を明確にされるのでしょう。
私は、ボランティアできるならば何でも良かったので、「どの役割・活動内容でもよい」にしました。特に不人気の「移動サポート」と「メディア」については、私はそれぞれ第2希望と第3希望に据えました。
オリエンテーション
応募後は、オリエンテーションの案内が来ました。このオリエンテーション参加は、応募者全員に案内が行っているようでした。
オリエンテーションの具体的な内容について、SNSなどへの投稿が不可という説明がありました。案外閉鎖的で驚いたのですが、期間が異なるという公平性のためでしょう。
このオリエンテーションでは、面談員の方々(彼らもボランティアスタッフ)に活動についての希望を再度確認されました。ある役割については、積極的に希望を出してほしい旨説明がありました。
私は、とにかく「役割は何でも良いよ!」とアピールしました。もちろん不人気の移動サポートについても、「運転免許もあるし、運転は毎日していますし、首都高も何度も運転していたので大丈夫です!」と元気に答えました。
共通研修への案内
メールでありました。
(For English, please see below Japanese.)
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◇◇Field Cast共通研修(○○県○○市)の予約のお願い◇◇
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○○さん
(○○)こんにちは!
TOKYO 2020 Filed Cast運営事務局です!
TOKYO 2020 Field Cast オリエンテーションにご参加いただき、ありがとうございました。
お楽しみいただけましたでしょうか?さて、東京2020オリンピック・パラリンピックまであと1年を切りましたが、今日は○○さんに次のステップとして、Field Cast共通研修(○○県○○市)に関するご案内をいたします。
(応募フォームに登録いただいた、希望する共通研修の場所の情報を元にご連絡をしております。)なお、残念ながら、TOKYO 2020 Field Castとしての活動を辞退される場合は、9月30日(月)までにマイページより辞退の手続きを取っていただくようお願いします(辞退は9月30日以降でも可能ですが、ご協力お願いします)。
■辞退の方法
1. 大会ボランティア マイページログインのページ https://volunteer.tokyo2020.org を開く
2. 応募登録時と同じ方法にてログイン
3. マイページの「参加を辞退する場合はこちら」をクリック
4. 「理由」を選択後、「OK」をクリック■Field Cast共通研修のご案内とご予約のお願い
Field Cast共通研修は、集合研修とe-learningで構成されています。
e-learningの配信は10月以降に予定していますが、その前に皆さまのIDとPWのご案内をtokyo2020_training@learningpark.jpのアドレスからお送りしますので、tokyo2020_training@learningpark.jpの受信設定をお願いいたします。集合研修については、以下より詳細をご確認いただき、ご参加ください。
みなさんに、またお会いできるのを楽しみにしております!
https://tokyo2020.org/jp/special/volunteer/news/notice/20190917-01.html
共通研修の場所はオリエンテーションと同様の広島会場になりました。共通研修の会場は選べないようで、少々不満ですが、仕方がありませんね。
都市ボランティア
日程
東京2020大会 都市ボランティア募集について | 東京ボランティアナビ―東京2020大会に向けたボランティアウェブサイト―
の中にある募集要項にすべて書かれています。
応募フォーム
私は、東京都の都市ボランティアで応募しました。大会ボランティアの応募フォームは記入項目が非常に多かったのですが、都市ボランティアの方は実は記憶にありません。住所・氏名・連絡先・簡単な抱負位だったと思います。都市ボラの方は案内が役割になるので、シンプルだったのでしょう。
オリエンテーション
下の記事を参照してください。こちらもSNSへの投稿不可でしたので、詳細には触れていませんが、「選考」や「面接」という印象は殆どなかったです。
共通研修への案内
お問い合わせ番号:○○(The text in English follows the Japanese version.)(本メールは、シティ キャスト(都市ボランティア)面談・説明会にご参加いただいた方に送付しております。) 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、「東京2020大会」とする。)のシティ キャストへの応募、面談・説明会へのご参加、 誠にありがとうございました。
今後、シティ キャストとしてご活動いただくにあたって必要な東京2020大会の基礎知識等をお伝えするための共通研修を、 集合研修及びeラーニングにて実施いたします。シティ キャストとして活動いただくため必要となりますので、 ご参加いただきますようよろしくお願いいたします。
共通研修(集合研修)は、本年10月から来年2月にかけて、土日・夜間を含め幅広い日程をご用意しております。 下記をご参照いただきながら、 参加可能な日時をご予約いただきますようお願いいたします。 【目次】
1 シティ キャストが受講する研修の概要
2 集合研修への参加について(開催期間、会場、参加手続き、託児、手話対応など)
3 eラーニングの受講について1 シティ キャストが受講する研修の概要
(1)共通研修 ※今回ご案内するのはこちらです。
【実施時期】令和元(2019)年10月から令和2(2020)年2月末頃まで
【方法】集合研修1回、eラーニング
(2)役割別研修
令和2(2020)年4月から(集合研修1回、eラーニング)
(3)配置場所別研修
令和2(2020)年6月から(集合研修1回)
(4)リーダーシップ研修(リーダー候補者の方に別途ご案内いたします。)
※フィールド キャスト(大会ボランティア)の共通研修に参加予定の方について
共通研修(集合研修、eラーニング、テキスト)はフィールド キャストと同様のため、フィールド キャストの共通研修を既に受講された方については、受講を免除とさせていただきます。フィールド キャスト集合研修及びeラーニング受講後に「 都市ボランティア募集事務局」(本文下に記載の事務局)まで、 その旨メール又は電話にてご連絡ください。
(シティ キャストの共通研修を先に受講された場合は、フィールド キャストの共通研修は免除になりませんのでご注意ください。)
面白いのは、大会と都市両方のボランティアをする人は、大会の共通研修を先に受けた人のみ、都市ボランティアの共通研修の受講が免除されるというものです。
ということで、大会ボランティアと都市ボランティアの両方とも頑張りたいと思っています!