自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

Field Cast(東京オリンピックボランティア)ユニフォーム&アクレディテーションカード受け取りに行ってきた

地方から緊急事態宣言中の東京にユニフォーム等を受け取りに行ってきましたので紹介します。

受け取り会場

受け取り会場は六本木のTOKYO-UACビル(旧ホテルオークラ東京)でした。最寄り駅は東京メトロ日比谷線神谷町駅です。

goo.gl

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UACは、Uniform and Accreditation Centerの略です。UACに限らず、オリンピック関係の名称は略すのが好きなようで、3文字のアルファベットの略称が多いです。

受け取り会場にて

受け取り会場で対応してくださった方々は全員ボランティアユニフォームを着ていましたので、いうなれば彼らは我々と同じボランティアですが、さらに裏方の裏方ですね。大会そのものとは完全に無縁と思われますが、大会期間前に活躍されるのは、たいへん意義深く感じます。
さて受け取りの流れとその内容ですが、

  1. 玄関入った後すぐの受付で体温測定、手指消毒。
  2. 登録番号読み取り、本人確認。
    運転免許・マイナンバーカード・パスポートなどで可能でしたが、共通研修(広島)で提示したものと異なる場合は追加のやり取りがあったようです。
    なお顔確認のため一瞬ですがマスクを外すよう指示されました。
  3. アクレディテーションカード(首からぶら下げるIDカード)受け取り。
    オリンピックとパラリンピックそれぞれで1枚ずつ。私の場合はオリンピックのみ参加で1枚でした。その場で印刷し、ラミネート処理し、紐をかけてくれました。

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    アクレディテーションカードのバーコードは登録番号が記録されています。顔写真(この写真では隠しています)にはホログラムが印刷されていました。顔写真はセキュア内立ち入りの際の顔認証に用いられるとのことです。

    olympics.com
    細かく見るとOCOGVSATJDという文字が見えると思います。これは所持者の属性を示すものです。

    OCOGはアクレディテーションカテゴリの一種で、開催組織委員会に属することを示しています。ボランティアも立派な開催組織委員会の一員ということですね。なおバッハ会長ならば「IOC」で、山下会長ならば「NOC」でFIFA会長ならば「IF」といった具合です。
    VSAはセキュリティが掛かる空間への立ち入りが許可される追加特権の一種で、車両検査エリアへのアクセスが許可されていることを示しています。
    TJDは会場/競技特権の一種で、築地デポのことを示しています。
    TJDの下は空白ですが、ゾーン及び座席特権の記号が表示されるらしいです(観客用でしょうか?)
    覚えれば首にぶら下げている人のオリンピックにおける関わりが一発で分かります。IFを運ぶ予定の私は、覚えて損はないなと考えています。

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    拡大したものも示します。会場のアクセスコードも何とか読めると思います。

    通路に何気なく貼ってあったアクレディテーションカードの説明です。このような説明に触れたことがなかったので、大変勉強になりました。

    もっと詳しいものは

    IOC - ODF Common Codes

    に記載があります。
    引用元の動画も示しておきます。

    www.youtube.com他にも、ICチップが埋め込まれているとのことでした。実際、ドライビングサポーターでは、スマホ端末でICチップを読み取ることで、その日の配車計画をトヨタ製T-TOSSアプリで参照したり、鍵の開錠、施錠を行ったりするなど、オンラインの管理下に置かれることになります。

  4. 希望者に限りユニフォーム試着。
    前回共通研修(広島)でフィッティング・サイズ申告してから2年弱経っていましたので、私は希望しました。ほとんどの人が希望していました。
    Tシャツと靴下以外のアイテムすなわちパンツ、ジャケット、帽子、靴の試着が出来ました。10人制で制限時間5分。サイズ変更は利かないので、ここは緊張しました。
  5. 2階へ上がってユニフォーム等の受け取り。
    ユニフォームとショルダーバッグはすべてアシックス製品で、シャツ・パンツ・靴下、靴、ショルダーバッグはベトナム製、帽子は中国製と書いてありました。やはり国産な訳はありませんでした。
    総重量3~4kgとの説明の通り、重くかさばるものでした。地元が東京の人は楽勝でしょうが、地方へ帰る身としては本当に大変で、肩の皮膚が腫れてしまいました。

受け取ったもの一覧

  • アクレディテーションカード
  • 紺の不織布バッグ(Tokyo 2020と書いてある)
  • ショルダーバッグ(当日手荷物を入れる)
  • パンツ2枚
  • ジャケット1枚
  • Tシャツ3枚(ジャケットと同じサイズを受け取る決まり)
  • 靴下4足(パンツと同じサイズを受け取る決まり)
  • 靴(メンズとレディースの違いはなし)
  • 帽子
  • Field Castカード(交通費支給用のVISAプリペイドカード、Kyash.co発行)
  • ボランティア用公式ガイドブック
  • 筆談用ホワイトボードノートと黒ペン(イレーサー付属)
  • 布マスク(アシックスの好意によるもので、貸与扱いのユニフォームと異なり、プレゼント扱い)、500mlボトル(コカコーラ社の好意によるもので、プレゼント)を次々と受け取りました。

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上の写真のものはすべて大会期間中、貸与扱いでした。

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上の写真の物の内マスクとボトルはプレゼントでした。

ユニフォームの郵送はできなかったのか?

私も案内を受け取った最初はなぜ郵送にしてくれないのかと疑問でした(なにせ、緊急事態宣言が出ている地域での受け取りですから)。東京に行くにあたって、妻や同僚にもなぜ?と言われました。結果として仕方のない事情なのだと理解するに至りました。

おそらくアクレディテーションカードの厳格な本人確認のためのものでしょう。本人確認ができる配達手段としては日本郵便には本人限定郵便などもありますが、コスト増やユニフォーム受け渡し上のトラブル回避のために使わなかったのかも知れません。またユニフォームは大会期間終わりまで貸与品扱いですから本人に確実に渡す必要があります。こういった理由から郵送ははじめから検討されなかったのだと思います。

終わりに

受け取りイベントは東京近郊在住の方にとってもなかなかのものだと思われますが、公共交通機関で来ざるを得ない地方出身者には本当にきついイベントでした。オリンピックは持続可能な発展を強調していますが、我々にとってはカーボン排出しまくり、心身への負担大で全然持続可能的じゃなかったです。

さらに、私の場合は勤務先の取り決めで帰県後1週間在宅勤務+PCR検査必須ですから、負荷が大きすぎます(これはオリンピック関係ありませんが)。

海外在住のボランティアは、東京オリンピック参加は事実上なくなりましたが、もし仮にコロナ禍がなかったらどのような受け取り方法だったのかは興味があります。国内組と同じで郵送不可ならば、このためだけに飛行機に乗って行かないといけませんから、我々よりもずっとカーボン出しまくりです。

受け取りは仕方がないとはいえ、やはりボランティアには厳しいですね色々と。そもそもこちらから志願した訳なので、困難を含めて楽しむつもりです。

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