はじめて買い物をさせる就学前児童または小学校低学年生を想定しています。
お金は、地球に住んでいる人みんなが「人や物の役に立つもの」(価値)としてお互いに認め合ったもの
子供は、自分が出したお金で物が手に入ることを経験して、お金があればお店で色々なものを買えることを学びます。そのタイミングで教えてやりたいことは、お金とは何か?ということです。お金は色々な物と交換できることから、お金にはただの物ではなく、「人や物の役に立つ」役割があるということを教えたいと思います。こういうことを教えると、「価値」という抽象概念が自然に学べると考えます。
お金は、人や物の役に立ったらもらえる
子供は、お金でお菓子やおもちゃが買えると分かると、お金を欲しがるようになるでしょう。
(私も、小学生の頃に親の財布から千円札を無断で抜き、駄菓子屋で散財し、あげくにバレてこっぴどく叱られた経験があります^^;)
そこで教えたいことは、「お金はどうやったらもらえるのか」ということでしょう。私が親から教えてもらったことは、「お金は労働の対価である」ということでしたが、私は子供に投資も学ばせたいと思っていますので、「お金は人や物の役に立ったらもらえる」と教えようと思います。当然、人や物の役に立つことの中には労働も入りますので、子供は労働の意義も学べるということです。
お金は自分がもっている「役に立ったこと」を貯めた物
子供は、親の日用品の買い物の付き添いで、「お金と物を交換することで生活が成り立っている」ことを学びます。生まれながらに貧しくて、お金がないと生活ができないということを肌で感じる子供もいるでしょう。生きるためには食べ物や服が必要で、それらを手に入れるためにお金を手に入れる必要があることを学ばせる必要がありますね。私の親を含む多くの親御さんは「お金は何もせずに手に入るものではない」「たくさん働いてようやく得られるものである」ということを学ばせるために、家事を手伝わせて労働の対価としてお駄賃を与えていると思いますが、このように教えると、勤労の素晴らしさを知らない子供は労働を苦役と感じるようになってしまいかねません。お金は労働のみから得られるものではないので、「お金は自分がもっている『役に立ったこと』を貯めた物」だと教えると良いのではないかと考えます。自分が何かの役に立てれば(価値を創出すれば)お金が手に入り、それで色々な物を買え、生活が営めるということを、子供に対して「労働」の負の印象をもたせずに教えてやることができます。
お金教育についての情報サイトです。
(1)「子どもはお金が好きやねん!今、金融教育が必要なワケ」
お金を貯めることが重要であることを子供に学ばせる方法については、また別に考えたいと思います。