自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

長期間積み立てる投資金額を増やすために、生活費の理想割合と我が家の割合を比較してみる

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日本では本多静六アメリカではマルキールやシーゲルも度々口にしていますが、

「投資元本を増やすには貯蓄しなければならない」

ということです。家庭を持つと貯蓄しにくくなりますので、どれだけの金額を長期間貯蓄に回せるかが長期投資のキーポイントであろうと思います。

我が家の生活費

我が家の属性

我が家は現在、

  • アパート暮らしの4人家族
  • 自分はサラリーマン、妻はパート(厚生年金に加入)
  • 2人の子供は保育園

というごく普通の家庭です。
ただ、私は結構節約派を自覚していて、妻もほとんど物欲がないタイプです。
だからというかなんというか、我が家では家計簿をつけていません。

家庭内にルール

ただし、家庭内でルールがあって、

  • 夫の稼ぎのみで生活する
  • 妻の稼ぎの内、妻の生命保険・確定拠出年金・つみたてNISA以外の全額を貯金
  • こずかいはないが、本やおやつは買って良い。趣味の物は「誕生日プレゼント」として夫婦で相談の上買うかどうかを決める
  • 固定費は夫がざっくり把握、変動費は妻がざっくり把握

という感じでやっています。

ざっくりとした生活費

今回、ざっくり月当たりの生活費を出してみました。

支出の理想割合は以下のファイナンシャルプランナーさんのブログを拝借しています。

FPが理想的な家計を解説!手取りに対する支出の割合を家族構成別にご紹介 | マネタス【manetasu】

固定費 我が家の割合(%) 理想割合(%)
住居費 54000 13% 22%
高熱水道費 17000 4% 4%
通信費 2000 0% 4%
自動車関連費 10000 2% 3%
教育費 15500 4% 4%
生命保険料 58000 13% 4%
変動費
食費 20000 5% 13%
被服・理美容費 12000 3% 4%
日用品費 6000 1% 3%
交通費 0 0% 2%
医療費 7000 2% 2%
交際費 1000 0% 2%
趣味娯楽費 3000 1% 5%
こづかい 0 0% 10%
その他 0 0% 3%
貯蓄
貯蓄 225000 52% 15%

 

簡単に解説すると、

  • 地方だからか、住居費が安い。
  • 通信費は夫婦ともにMVNO格安SIM使用。さらに妻は全額楽天ポイント支払い。
    ネットも子供が小さいためまだ不要。テレビはないのでNHKは掛かっていない。
  • 生命保険料は夫婦とも貯蓄性の高い商品を選んでいる。夫は生命保険(低解約返戻金型終身保険を10年払いしている)のみ、妻は妊娠や病弱のため医療重視の終身保険(夫の稼ぎで生きていけるため生保は不要という考え)。
  • 食費は妻の父母と夫の父母が色々と援助してくれるため少なく済んでいる。
  • 被服費は次のシーズンの物をバーゲン中に買うことで節約。気に入ったものを長く使うよう心掛ける。見えない部分の服は安い物を選ぶ。靴や靴下はは修繕しながら長く使う。
  • 交通費は乗用車1台のみ。主に妻の通勤の足。夫は自転車通勤。
  • 交際費は夫が年1回の飲み会、妻が4回程度の会食のみ。仕事で毎日会う人と夜会う必要は基本的にないという考え。
  • 夫婦ともに飲酒・喫煙しないため嗜好品もお金が掛からない。
  • 外食はお祝い、来客のとき、テーブルマナーを学ばせるときなど特別のときにするものという、自分たちにとっては「贅沢」という位置づけ。
  • こずかいは前述の通り設定なし。
  • 給料は金額チェックする位で、給料日だからといって無駄遣いしない。ボーナスも同様に全額貯蓄する。

ということで、節度ある節約を心掛けています。貯蓄は全支出の52%という結果でした。なおこれは妻の稼ぎの内、使わない金額が入っていないので実際はもう少し貯蓄割合が高いです。また、生命保険も貯金と見なすと65%が貯蓄という、いびつな支出割合となっています。

我が家ではアセットロケーションを設定している

我が家ではお金を置く場所(アセットロケーション)を厳格に設定・管理して、家計簿をつけなくてもざっくりと支出を管理できるようにしています。

例えば、支出毎にクレジットカードや銀行口座を設定しています。

  • 夫のクレジットカード:固定費
  • 夫のデビットカード変動費
  • 夫証券口座:つみたてNISA、iDeCo口座、特定口座
    楽天証券楽天銀行でマネーブリッジ)
  • 妻のメイン銀行口座:貯蓄用のため基本的に引き出さない。
  • 妻の定期預金口座:万が一のときのための口座。精神安定に役立てている。
  • 妻証券口座:つみたてNISA、iDeCo口座
    住信SBIネット銀行SBI証券でハイブリッド預金)
  • 子供:ジュニアNISA口座、特定口座
    (子供それぞれに証券口座を開設)

とし、毎月225,000円を各口座で積み立てています。

こうすることで、キャッシュフローの可視性を高めています。

各アセットロケーションへの積み立て期間を設定している

NISAや生命保険には期限を設けています。

主なものでは、

  • 夫生命保険:10年払い切り
  • ジュニアNISA:5年間

としています。ジュニアNISAが終了する2023年までがカツカツの予定ですが、家族みんなで頑張る感じです。

本多静六の「月給4分の1天引き貯金」

天引き貯金では本多静六氏の「月給4分の1天引き貯金」が著名ですね。今や貯蓄の基本は天引き貯金ですが、100年以上前に実践して巨万の富を作った人が本多静六氏です。

日本のバフェット・本多静六の資産形成術。投資で100億円!? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

本多静六氏の著書「私の財産告白」について紹介しているブログは多いです。

伝説の大投資家・本多静六の大衆に向けたドン引きするほど辛辣な言葉、その真意。 | 節約社長

本多静六「私の財産告白」の内容と要約、感想|貯金と投資の極意

 

氏曰く、お金を増やすことは「雪だるま」であり、貯蓄して「雪だるまの芯」を作り、芯を作ったら後は転がしていくだけ。投資のタイミングは「値上がりしているときではなく、不景気のときにするべき」など、バリュー投資家の鑑のような人です。

私は彼の貯蓄法は当たり前に思います。4分の1という数値も、多くの書評では「私には真似できませんが…」などと述べられていますが、本多静六にとっては妥協の数値だったのではないかとすら思っています。彼にも家庭がありましたから。また彼は東大の教授であったので、平均よりはだいぶもらっていたはずで、後年は1/4よりも多く投資に回せていたはずです。

収入が少ない人は4分の1の貯金も難しいかも知れませんね。だから、自分にとって少し多めの天引き貯金をして、それを投資に回し、絶対に投資元本を取り崩すことがないようにしていくことが重要だと思います。

現代では、iDeCoやNISAなど、老後の資産形成のためのアセットロケーションが複数用意されていますので、これらを効果的に使っていくことが大切だと考えます。

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