オリンピックまで191日、パラリンピックまで223日です!
大会ボランティアの日程は
- 大会オリンピックボランティア応募(オンライン申請)~2018年12月
- 大会オリンピックボランティア説明会・面談審査(広島市)2019年7月
- 大会オリンピックボランティア共通研修(広島市)2020年1月 ★今回報告
ということで、東京オリンピック大会ボランティア(フィールドキャスト)共通研修に行ってきましたので、内容を記録しておきたいと思います。
共通研修の場所は基本的に説明会と同じ会場
共通研修は場所指定でした。私の場合は広島市で日程も2日間(午前・午後の4回、各3時間)から選ぶというもの。仕事とバッティングせずに済みました。念のため場所変更を問い合わせたところ、場所変更自体はできるけれども、東京以外では広島市と同様に日程はかなり絞られるとのことでした。
共通研修の内容は都市ボランティアと基本的に同じ
私は都市ボランティアにも採用されていますが、大会ボランティアの共通研修と都市ボランティアの共通研修とは同じということで、大会ボランティアの共通研修とE-larningの受講修了の後に申請した場合に限り、都市ボランティアの共通研修が免除となりました。
共通研修でもらったもの
トートバッグ、ハンドブック、キャンパスノート(A5判)、キャンパスノートを入れる袋(コクヨ社のもの)
Diversity & Inclusion ステッカー2枚
キャンパスノートの中は、ボランティア活動中の振り返りなどを行おう!という教材が印刷されていました。コクヨ社員さん謹製ですかね?今までにキャンパスノートは何十冊も使ってきましたが、こういうのは嬉しいですね。
共通研修に参加していた人
広島会場ではパッと見た限り、20代~30代は少し、40~60代がボリューム層で、女性が多め。わずかに外国人女性がいるという感じでした。会場では外国人がもっと増えると思うと楽しみです。
共通研修の内容
共通研修の目標
- Field Cast の心構えを知ること
- 仲間を作ること
- オリンピックとパラリンピックの基本情報を知ること
以上3点の目標を、180分の講義とクイズと2~3名のグループワークを行いながら達成するというのが共通研修の趣旨でした。最近流行りの授業形態です。
3つのルール
研修には3つのルールが設定されました。
- おへそルール:話者におへそを向けるというルール。傾聴ですね。
- グループワークの終わりの合図として挙手する:これは皆さんあまりしませんでした。
- 拍手をする:グループ内で、あるいは講師に対して行うというものでした。
共通研修の具体的な内容
- アイスブレイク1
隣の椅子に座っている人とグループになり、「オリンピックで印象に残っているシーンを話す」というものでした。 - オリンピック・パラリンピックの歴史
近代オリンピックの父ピエール・ド・クーベルタンや日本オリンピックの父嘉納治五郎の話、種目数の変遷、パラリンピックの歴史、種目、種目数などの説明がありました。 - 講義の合間のクイズ
このクイズは「mentimeter」というWebアプリで、リアルタイムに受講者の回答がPC上に表示されるというものでした。ICTを取り入れた現代的教育工学的教授法であり、おそらくこの授業は大学教育学部の教員が作ったものだと思われます。 - アイスブレイク2
グループの人と本気でじゃんけんをして、勝った人は「最高にうれしかった時を思い出して嬉しがる」、負けた人は「勝った人を祝福して一緒に嬉しがる」というものでした。大声を出せて眠気が飛びました。やはり授業中に体を動かすと集中力が戻ります。 - Diversity & Inclusion・障害者平等研修(DET)
組織委員会メンバーで、視覚障碍者の男性による講義がありました。この方は凄くて、全盲なのに目の前の150人の受講者を相手にスライドを用いて障碍者平等のための授業を行っていました。おそらく何度も何度も練習しなければできない芸当で、同じ教育者として貴重なものを見せてもらいました。
講義中のワーク:「障害とは何か?」「障害とはどこにあるか?」
受講者個々人による解釈を書かせて、次いで国連・障碍者権利条約の和訳によって説明するというスタイルでした。
障碍を失くすためにできる行動として、「何かお手伝いできることはありますか?」という声掛けから始めてもらえると嬉しいとのことでした。 - ボランティア活動の一日の例
チェックイン、9:00~12:00(間に15分休憩)、昼食、13:00~18:00(間に15分×2休憩)が例として示されました。午前・午後ともに結構フツーに働く感じです。大きな荷物は持ち込めず、提供されるショルダーバックに入るもののみ携行してほしい旨の説明でした。 - メディア取材
メディア取材は「組織委員会職員に申し込みをお願いします」ということでした。 - SNSについて
撮影・投稿はボランティア活動に支障を及ぼさない範囲で行ってくださいということでした。一般の場所で、人は撮影了承済みで、機密情報を含むモノがないことが条件で、この条件に沿ってSNS拡散をお願いしますとのことでした。
丁寧に「#TOKYO2020というハッシュタグをつけてね!」という宣伝までありました。研修中には、ロンドンオリンピック大会期間中に1億5千万回ものTweetがあった旨の説明があり、組織委員会は宣伝を強化しているのでしょう。 - 風しん・麻しん対策
風疹・麻疹対策として予防接種の案内がありました。この辺は政府として力を入れていることなのでしょう。 - 保険に加入している旨の説明
- 参加規約の確認のお願い
- 今後のスケジュール
・2020年3月 役割・会場の通知
通知の際、Acceptボタンを押下するとマッチング成立となるとのことでした。
Acceptボタンを押さないかRejectボタンを押すとマッチング不成立で辞退と同じになるという説明でした。
・2020年4月 役割・リーダーシップ研修
・シフト通知
シフトのAcceptボタンを押すとシフト承諾されるとのことでした。
シフトの日程については数日間程度は活動できない意味の「×印」がつけられるそうです。明快に述べられてはいませんでしたが、シフトはこちらが希望を出せるものではなく、与えられたシフトを承諾するかどうかというようなもののようです。オリンピックになるか、パラリンピックになるかすらもあちら側の匙加減ということですね。 - IDカードの顔写真について
IDカード(アクレディテーションカード)の顔写真の写りが適正なものであることを確認して下さいという説明でした。不適切だと顔認証で会場に入れないことがあるとのこと。 - 松岡修造からのメッセージ
終盤30秒ほどで、松岡修造の動画メッセージがありました。いつもの感じでした。 - 2020年大会ボランティア 自分へのメッセージ
2020大会のスローガンは「私は輝く I will shine」ということで、最後に自分へのメッセージを書こうというものがありました。
オリンピックのボランティア、楽しみです!!