自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

長期投資のポートフォリオに日本株式は入れなくても良い理由。保有するなら優待狙いの個別株がおすすめ。

日本株式のポートフォリオ組み入れはごく定石な選択肢

iDeCoやつみたてNISAにTOPIX日経平均のインデックスファンドを何割か組み入れている人は多いと思います。こういった日本株式の低コストインデックスファンドを組み入れることは長期投資の解の一つといえます。

日本株式をポートフォリオに組み込むことのは、多くの個人投資家にとって定石的な選択といえます。

 有名インデックス投資家の皆さんも日本株式は2~4割組み入れています。
(下の過去記事にまとめています、ご一読を!)

cden.hatenablog.com

ですが、日本株式は長期投資に値するでしょうか?さっそく検証してみましょう。

TOPIX vs 日経平均株価

とりあえずTOPIX日経平均株価を最近10年間で比較しました。

チャート画像
TOPIX【998405】:国内指数 - Yahoo!ファイナンス

青がTOPIX、赤が日経平均です。概ねリーマンショック後の株価低迷期とアベノミクス相場の期間に相当しますが、日経平均の方が50%程度高いパフォーマンスを示しています。

ということで、以下の海外株式との比較では日経平均を使って比較します。

日経平均 vs MSCIコクサイ vs S&P500 vs MSCIエマージング・マーケッツ

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日経平均株価【998407】:国内指数 - Yahoo!ファイナンス

青(N225)が日経平均、赤(18312023)がMSCIコクサイ、緑(1557.T)がS&P500、黄(0331809A)がMSCIエマージング・マーケッツ(eMAXIS新興国株式)です。すべて円建てです。

日経平均新興国株式には60%程度アウトパフォームしていますが、MSCIコクサイおよびS&P500に100%程度アンダーパフォームしています。惨敗といえます。

昨年末の下落からのチャートでも、同様に日経平均はアンダーパフォームしています。

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なお、先進国株式もS&P500も日経平均もリスクは20%程度で同じです。それにもかかわらず日経平均は先進国株式にも負けています。

ということで、過去チャートに学ぶならば、ポートフォリオ日本株式を組み入れる合理性は見出せません。

母国への思い入れで日本株式を多めに保有する人も多いかと思います。それも良いと思いますが、私ならば、日本株式の代わりに先進国株式またはS&P500を買います。海外に投資して、利益を日本で使う。こういうのも思い入れの一つの形なのかなと思います。

保有するなら優待狙いやひいきにしている個別株の方が良い

長期投資としてiDeCoやつみたてNISAのポートフォリオ日本株式を組み入れる位ならば、いっそサテライト的に優待狙いで個別株を買った方が良いのではないかと思います。

日本株にメリットがあるとすれば、それは優待銘柄を長期で保有することにあります。優待利回りを考慮した総合利回りはバカにできません。

優待銘柄のランキング常連のイオン(8267)で検討してみましょう。

優待は100株以上で、半期100万円までの買い物について3%のキャッシュバックです。また、配当利回りは1.82%(2019/06/20終値)です。
株価は1864.5円(2019/06/20終値)なので、100株で186,450円です。

4人家族が食料品と日用品(1月あたりで5万円、1年間で60万円)
<みんなの平均> 4人家族 1か月の生活費の平均は? |タマルWeb|イオン銀行

 をすべてイオンで揃えた場合、1年で18,000円のキャッシュバックです。また、配当が18,200円なので、
1年で36,200円の利益です。以上から、優待利回り+配当利回りの総合利回りは19.4%になります。5年保有で元が取れます。
当たり前ですが、食費と日用品で年間200万円掛かる場合が最も総合利回りが高いです。この場合、1年でキャッシュバック60,000円、配当18,200円で総合利回り41.9%に達します。この場合、3年目で元が取れます。

イオンは最強の優待株です。インデックスファンドの長期投資では到底かなわない利回りの世界を手に入れられます。

まとめ

iDeCoやつみたてNISAなどのインデックスファンドの長期投資では、日本株式は合理的な選択肢とはなりません。日本株式のメリットは、為替の影響を受けないこと位のもので、キャピタルゲインは先進国株式やS&P500に劣後します。

そこで、日本株式の長期投資では、サテライト的に優待銘柄を保有する方が有利といえます。例えばイオンやすかいらーくなどの人気のある優待銘柄ですね。

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