自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

非課税口座への長期投資に適した特定口座の運用方法として米国債券ETFを検討する

我が家では、非課税口座は投資可能枠満額を目指して積み立てを継続していますが、この度特定口座のポートフォリオを調整することにしました。その考え方を紹介します。

非課税口座のポートフォリオ

非課税口座はつみたてNISA口座、ジュニアNISA口座、iDeCo口座です。これらのポートフォリオは、

  • 楽天・米国株式インデックス(楽天VTI)50%
  • 先進国株式(eMAXIS Slim 先進国、たわらノーロード先進国、DCニッセイ外国株式などのMSCIコクサイ・インデックス)50%

です。したがって、米国偏重のポートフォリオです。

投資金額は、家族4人で235,000円/月です。

これらの口座は長期インデックス運用ゆえ解約を考えていません。せっかくの非課税投資枠を失うのは勿体ないという判断からです。

特定口座のポートフォリオ調整の目的

特定口座では長期投資目的で米国株のVTI(割合50%)、QQQ(30%)、V(20%)を購入してきましたが、

  • 長期投資のアセット・ロケーションを非課税投資枠に集中させること
    (非課税口座の投資額が膨らんできた)
  • 株式下落相場に備えたポートフォリオにすること

のために、資産の一時的な逃避先という位置づけに変更しました。

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S&P500の週足チャートです。このような見事な三尊天井を見ては、長期下落を予感しない訳にはいきません。目下、米国債長短金利差が逆イールド状態ですし、米中貿易戦争が長引きそうですし。

非課税口座のうちNISA口座は一度売却すると枠が復活しませんので、長期投資を行う上では売却したい気持ちを抑えるのに適したアセット・ロケーションですが、特定口座はそういう制約はありません。

また、非課税投資枠へ月25万積み立てを何としても継続するために、取り崩す可能性が高い特定口座の資産も一緒に減っていくというのは私のリスク許容度を超えることです。そこでこの際、非課税口座の米国株式・先進国株式と逆相関をする資産でポートフォリオを組み直そうという判断をしました。

非課税口座が主力である場合の特定口座の使い方

特定口座の株は、少しでも利益がある内に売却し、ディフェンシブな株に移行して非課税口座への資金投入および大幅下落後の投資資金として使うためです。

具体的には以下の通りとしました。

売却
  • VTI 170株(買値:売値:161ドル)
  • QQQ 77株(買値:売値:170ドル)

VTIは売却を迷いましたが、非課税枠でも投資しているので、マイナスリターンになる前に売却しました。ハイテク系が総崩れしているQQQは迷わず売却しました。

残留
  • V

キャッシュレス決済は日本だけでなく世界中で進んでいます。キャッシュレスの中心的存在はクレジットカードである中で、VISAは決済ネットワークを有しています。

VISAは米国株でも指折りの成長株です。VISAは米国での収益率が高く、米国の雇用統計と個人消費が堅調である限りは大きく売られないだろうと判断しています。

実際、S&P500が最高値更新後にだらだら下げている中、VISAは今のところ粘っています。

AppleがApplePayを発行したときには、MasterCardと提携しています。ということは、Appleをしても決済ネットワークを新規に作れないと判断したということです。Death by Amazonが怖いところですが、VISAやMasterCardの優位性はなかなか崩れないと思っています。

※2019年5月27日発行のバロンズ拾い読み(楽天証券ログイン後読めます)
https://member.rakuten-sec.co.jp/ITS/dowj/pdf/190527Barrons_closed.pdf

また、リーマンショック時においては、下落率がS&P500よりも少なく、また底値からの回復も比較的早い結果となっています。

同業種のMasterCard(MA)ほどボラティリティも大きくなく、かつ配当も0.5%程度出してくれ、さらに増配傾向のため、長期投資に適していると判断しています。

新規購入

債券ETFを考えています。重視しているポイントは

  • 米ドルベースで米国株式と負の相関があること
  • 待機資金の代替になりうる程度にリスクが少ないこと
  • ある程度の利回りが確保できること

これに対してチャートを眺めてみると、

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  • S&P500と債券ETFの同時下落も割とよくある。日本株式と日本債券ほどは負の相関が大きくない。
    米国10年債はS&P500に対して平均的に-0.2~-0.4の相関あり
    長期米国国債ETF(TLT)と米国株式(S&P500)の相関係数
  • 逆イールドが解消すると長期債券利回りの上昇(債券ETF価格の下落)が予想されるため、残存期間の長い長期米国債ETF(EDV, VGLTなど)は価格が大きく下落する可能性がある
  • 短期債ETF(BSVなど)は利回りがやや低く、魅力が薄い

結論としては、総合債券でマイルドな値動きに定評があるBNDを選択しました。AGGとBNDはどちらでも良いのですが、取得単価の安いBNDの方が買いやすいと判断しました。

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