- 楽天証券でポイント投資
- 楽天証券で楽天ポイントをためる
- 楽天証券のポイント投資で楽天市場の1倍ポイントアップをする
- 楽天PointClubでポイント運用
- 楽天証券&楽天銀行でマネーブリッジをして楽天ポイントをためる
- まとめ
楽天ユーザーと楽天証券ユーザーならば、貯まった楽天ポイントを使ってノーリスク・ノーマネーで運用や投資ができます。本稿では、その方法をまとめて紹介します。
楽天証券でポイント投資
楽天証券の口座をもっていれば、楽天証券で売っているほとんどの投資信託を楽天ポイント1ポイントから買えます。これは、楽天ポイントを日本円に換金することを意味しますので、ポイント運用よりも遥かに優れています。
ポイント投資はTポイントでもできますが、現金と同じように一般の投資信託を買えるのは楽天証券だけです。すごいサービスです。
なお、競合サービスはTポイントでもありますが、以下のようにデメリットが多く、お勧めできません。
- Tポイント投資のためだけにSBIネオモバイル証券の口座を新規に開設する必要がある
→楽天ポイントならば楽天証券で使える。楽天証券はポイント投資のためだけでなく、SBI証券およびSBIネオモバイル証券が提供しているサービスのほとんどを提供しているため、手間なし - Tポイントによる買付は東証1部上場の単元未満株のみ
→一般個人投資家のように買いたい株があるのであれば良いが、投資初心者には向かない。また、個別株投資はリスクが大きい。購入できる株が東証1部のみのため、2142銘柄のみ。楽天証券ならば2677本の投資信託を購入でき、それらは分散が効いている。 - Tポイントによる買付に定額の手数料(200円/月)が掛かる
→楽天証券のポイント投資は完全に無料
なお私はSBI証券利用者であり、Tポイントカードも所有していますが、SBIネオモバイル証券の口座を作ろうとは思いません。少額のポイント投資のために無駄な口座開設や無駄な手数料負担を負いたくないので。
したがって投資信託サービスは楽天証券の方が遥かに優れていると断言できます。それは、以下の楽天ポイント獲得サービスの充実にも依っています。
楽天証券で楽天ポイントをためる
楽天証券の投資信託積立代金の楽天カードによる支払いで購入代金の1%の楽天ポイントが貯まります(上限50000円/月、前月15日毎月1日買付)。購入できる投資信託は楽天証券で購入できる殆どの投資信託が対象です。
例えば年間60万円の投資信託購入で6000ポイント獲得です。これは本当にすごい!
私は、ローリスクでポイントが欲しいので、値動きが非常に緩慢な国内債券のインデックスファンドを積立しています。国内債券の値動きは月あたりでコンマ数%なので、長期金利が上昇するような時期においては売却を検討します。したがってリスクは殆どありません。
楽天証券のポイント投資で楽天市場の1倍ポイントアップをする
さらに、楽天証券で500円以上の投信購入につき1ポイント以上の楽天ポイントを使うだけで、1倍ポイントアップします。例えば10万円の冷蔵庫を楽天ビックで買うとさらに1000ポイントアップするということです。ノーリスクで1000ポイントアップするということなので、これはまさに錬金術です。
しかも、ご丁寧にポイント投資は積立設定ができるようになっており、一度設定すると以降の設定は一切不要となります。ノーメンテナンスでポイントアップが維持できるということです。
以上から、楽天証券のライバルはネット証券No.1のSBI証券ですが、こと投資信託の取引については、楽天証券の方が有利だと思います。
楽天PointClubでポイント運用
dポイントやPontaポイントやTポイントでもできることですが、楽天ポイント(通常ポイント)でも運用ができます。この運用はアクティブコースとバランスコースの2種類があります。これら2つのコースは、楽天投信投資顧問が運用するインデックスファンドと同等の値動きをします。
アクティブコースとバランスコースはどちらが良いか
アクティブは株式多め、バランスは債券多めですから、多少株価の上下動があっても増やしたいのであればアクティブが良いでしょう。増えるのは少しずつでも良いので確実に増やしていきたいのであれば、バランスが良いでしょう。運用の楽しさという観点ではアクティブコースの方が良いでしょうね。
ポイント運用のより詳しい説明
- アクティブコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
全世界株式:債券=70:30
信託報酬:0.2446% - バランスコース:楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
全世界株式:債券=30:70
信託報酬:0.2646%
2つの投資信託はいずれも世界最大級のインデックスファンド運用企業であるバンガード社のファンドを組み入れているため(楽天投信投資顧問はバンガード社と提携関係にあります)、どちらのコースも投資信託と同様に運用されます。
2つの投資信託の違いは株式と債券の割合だけです。
- 全世界株式:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(ティッカー:VT)
FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動 - 債券:バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド
ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合インデックスに連動
全世界株式は先進国および新興国の大企業の株式を、債券は世界中の国・地域の投資適格債券に連動した値動きをするものであり、ポイント運用の基となる投資信託は、これ以上の分散はない位に分散された、投資初心者にはうってつけの商品といえます。したがって、楽天ポイント運用はいわば世界中の株式と債券の値動きを反映した運用といえます。
手数料について
ポイント運用はポイントをお金代わりにして運用
ポイント運用はポイントをお金の代わりに増やす運用であるため、あくまでお金にはならず、楽天経済圏のみで使用可能です。しかしながら、ポイントが使えるお店はたくさんあるので、運用する価値はあるでしょう。
また、楽天ポイントカードは未成年でも作れますので、銀行口座や証券口座のない子供に資産運用をノーリスクで実践させるのにうってつけです。
なお、楽天市場でのポイント運用は楽天投信投資顧問が提供しているファンド(全世界株式&債券で分散投資であり、比較的ローリスク)を基に運用されており、投資初心者に優しいです。
楽天証券&楽天銀行でマネーブリッジをして楽天ポイントをためる
楽天証券&楽天銀行でマネーブリッジ設定をして楽天証券で取引をすると、楽天銀行からの引き落としの回数ごとにポイントが貯まります。
私は、楽天証券のNISA口座でつみたてNISA(毎日積立)をしており、楽天銀行から引き落としをしています。1回の取引ごとに3ポイント獲得していることがお分かりでしょうか?
楽天証券での買付時にリアルタイムで引き落としされますので、楽天銀行で行う操作は全くなく、ノーメンテナンスです。
また、楽天銀行では、他銀行からの振込や給与の受取でもポイントが貯まっていることがお分かりかと思います。
さらに、楽天銀行はマネーブリッジを設定すると普通預金の利回り0.1%となりますので、円預金のアセットロケーションとしても比較的優秀です。
なお、ネット銀行最大手の住信SBIネット銀行とSBI証券にもハイブリッド預金口座がありリアルタイム取引ができますが、普通預金をハイブリッド預金口座に移動しなければならず、手間です。一方、楽天銀行と楽天証券のマネーブリッジは一切の操作が不要です。
まとめ
楽天関連のサービスを利用し、楽天市場でよく買い物をしている人は、楽天証券と楽天銀行の口座開設をすると非常にお得なことがお分かりになりましたでしょうか?
私は住信SBIネット銀行もSBI証券も使っていますが、楽天証券と楽天銀行のユーザー目線に立ったサービスには非常に満足しています。SBI陣営も頑張ってほしいものですが、難しいでしょうね。
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