オリンピックまで144日、パラリンピックまで176日です!
東京2020大会オリンピックボランティアに応募してから1年以上経ちますが、ようやく今日役割が通知されましたので報告します。
そもそもボランティアの役割とは
ボランティアには9つの役割があります。
最初の応募段階から希望を3つまで書いており、基本的にはそれに沿って審査が進みます。
私に割り当てられた役割
私のボランティアのモチベーションは、私の子供たちや指導下の学生たちにオリンピックのボランティア経験を伝えて彼らを鼓舞することにあるので、役割は何でも良く、人気のなさそうなものを狙いました。
(落選を避けるため、いかにも人気がありそうな、選手に近づける競技や無難な案内は避けたのです)
結果としては、
オリンピックの移動サポートとなりました!これは、
応募時の希望者数一覧を見ても、
案内16000人~25000人→6万381人
競技15000人~17000人→11万9430人
移動サポート10000人~14000人→6566人
アテンド8000人~12000人→5万2721人
運営サポート8000人~10000人→6万2371人
テクノロジー2000人~4000人→1万7931人
ヘルスケア4000人~6000人→1万8033人
メディア2000人~4000人→3万4153人
式典1000人~2000人→6万1767人
指定なし→4万6593人
※http://kenkoukyouikusidousyakousyuukai.com/img/file294.pdf
と、ビックリするほどの人気のなさでした!
移動サポートは、実は面談オリエンテーションのときに、「希望者が少ない」ということで希望者を募るほどでした。ということで、私は移動サポート一本に絞る形で、普段から車を運転しているだの、首都高の運転も問題ないだのと、地方都市からの参加のくせに猛烈アピールしたのでした。結果的には、大成功だったということです。
不人気の役割ということですが、私は面談のときに思ったのです。車で走り慣れている日本の道でなければ「ドライバーのボランティアなんてできない」と。そういう意味では、ドライバーは二度とないようなエキサイティングな経験になると思ったのです。
ドライバーのボランティアの具体的な内容
www.volasapo.tokyoがとても参考になりました(というか、このページ以外あまり出てこなかったです)。
Q2.運転ボランティアの具体的な活動内容と1日の流れを教えてください。
A.運転ボランティアは大会関係者や選手を目的地まで安全・快適に車でお送りするのが主な仕事です。
1日の流れは、
集合場所で車の鍵やETCカードを受け取り、車の点検を実施
↓
問題が無ければ最初の活動ポイントに向かいゲストを乗せて目的地へ
↓
目的地に到着したら次のゲストを乗せて目的地へ
の繰り返しです。
1日8時間くらいの活動ですが、実際に運転しているのは半分ほどの時間です。最後は給油をして集合場所に戻り清掃と鍵などを返却して活動が終わりです。
オリンピックボランティアも おそらく同じ流れでしょう。
タクシードライバーみたいですね。
Q3.運転ボランティアの活動で印象的だった出来事はありますか?
A.選手をスタジアムまでお送りする時はすごく緊張しました。上手く言葉では表現しきれませんが、すごくオーラというか緊張感が伝わってきて、何か話した方が良いのか、黙っていた方がよいのかわからず…
できる限り選手がリラックスして移動できるように運転にも気をつけました。
※ボラサポ注:東京オリンピック・パラリンピックでは選手は乗せないそうです。
おそらく乗せるのはボランティア以外の大会スタッフなどなのでしょうね。
外国人運営スタッフの送迎などが緊張しそうです。
Q4.運転ボランティアの活動で失敗談があれば教えてください。
A.失敗談ではありませんが、ゲストの方からの質問に対しての事前準備は不足していました。最初はただ運転すればよいだけと思っていたのが大きな間違いでした。ゲストの方にはいろいろなことを尋ねられます。到着時間に始まって、競技のこと、観光のこと、美味しいお店やおすすめのお土産など…
よく聞かれる到着時間は事前に案内を、観光やお店に関しては仲間とマップを手作りして車に備え付けるようにしました。
どのような人を乗せるのかは現時点でまったくの未定ですが、外国人のゲストを乗せるのであれば、上記のような工夫はしたいところですね。何事も楽しまないと!
Q5.運転ボランティアはずっと一人で活動している印象ですが、孤独感はありませんか?また、仲間や友達はできますか?
A.運転ボランティアは孤独に見えるかもしれませんが、活動中はいろいろな場所に行くので、たくさんの仲間や友達を作ることができます。また、行く場所によって雰囲気も違うのでより深く大会を見ることができます。ゲストの方とも長時間ご一緒するのでいろいろな話ができますし、質問もいっぱいされるので孤独になっている時間はありません(笑)
中には入れそうにありませんが、色々な会場に行けそうなのは嬉しいですね。また、英語を喋りながら運転するような、未経験のことをやれないといけないということですね。やりがいがありそうです。
役割の承諾/辞退
こんな画面が出て、承諾か辞退かを選択しました。もちろん、承諾です。
承諾ボタンをクリックしたら、
こうなりました。私に与えられた役割、ドライビングサポーターA。
役割と会場について色々調べてみた
役割は細かく見ると、
築地デポ[TAバスデポほか]とありました。
https://www.2020games.metro.tokyo.lg.jp/3b274d0ade648c9d4c9e4a58e698c368_1.pdf
に情報がありましたが、
築地市場の跡地をバス・乗用車の置き場に使う計画のようです。
(大会関係者向けの輸送)デポには、バスデポ、乗用車デポがあり、必要に応じ、車両駐車スペース、管理事務所、配車場、運転手用ラウンジ、食堂・軽食エリア、倉庫等を設置する。車両燃料施設、洗車施設、簡単なメンテナンス施設については、費用対効果を検討しながら、関係機関とも連携して必要な措置をとる。
また、
tokyo2020.orgの輸送運営計画V2(PDF:60.8MB)
https://gtimg.gtwtokyo2020.org/image/upload/production/hgeineudnixgn20cxysa.pdf
の309ページの18-1に
18-1 輸送スタッフの種類
組織委員会は、大会スタッフの雇用形態を以下のように分類している。
・職員
・大会ボランティア
・委託事業者
・その他
安全で円滑な輸送サービスを提供するため、上記の中から適正な数の輸送スタッフを確保する。また、大会においては、様々な役割を担う輸送スタッフがおり、以下にその例を示す。
a フリートドライバー
大会関係者用の乗用車を運転し、大会関係者の送迎を行う。
b バスドライバー
大会関係者用のバスを運転し、大会関係者の送迎を行う。
c デポスタッフ
デポにおいて、輸送業務の補助を行う。
d 案内・誘導スタッフ
競技会場及び非競技会場の乗降場等において、大会関係者の案内・誘導を行う。
e 輸送デスクスタッフ選手村、競技会場等に設置される輸送デスクにおいて、輸送情報の提供やT3車両の予約等を行う。
この他にも、TROC・輸送オフィスなどのセンター機能を担うスタッフがいる。
この文章から推察するに、私は築地デポに集合して、炎天下の中、入出庫するバスの運ちゃんたちに対して案内などをやるのかなと…。選手や大会関係者などインターナショナルな場とは完全に無縁の現場になりそうな感じがします…。
18-2輸送スタッフの訓練
輸送スタッフの訓練は、大会の成功を収めるにあたって重要な要素である。
(中略)
c BOC、デポ、輸送モール輸送スタッフ
2020年4月頃から国立オリンピック記念青少年センター及びバスデポ、選手村、競技会場等の大会関連施設においてマニュアルに基づく訓練(大会ポリシー・運行管理・システム操作・サイネージ・緊急時対応等)、会場、ルート及びマップによる周知、アクセシブルについてのトレーニング等研修を行う。
とありますので、4月頃から実際に築地デポに行って役割別研修を行うようです。
なお、ドライビングサポーターAのAの意味はどこにも書いてありませんでした。
バスデポほかのほかは何をやることになるのだろう…。詳細な役割は未だに謎です。
メールの気になる記述
一度承諾又は辞退された場合は取消し及び変更はできませんが、新型コロナウィルスに関するその後の状況を踏まえてボランティア活動そのものを辞退することは可能です(東京2020組織委員会では、アスリート・観客・フィールドキャストにとって安全・安心な形で運営を行います。中止・延期は検討していません)。
「中止・延期は検討していません」。強気ですね。やや心配なので、少し心強いです。
まとめ
大会ボランティアの役割が移動サポートに決まりました。完全に裏方の仕事なので、自分なりにオリンピックを盛り上げるべく頑張ります!
新型コロナの影響で大会自体がどうなるか不明ですが、ボランティアが心配することではありませんので、あるものと思って準備を進めるつもりです。
オリンピックボランティアに興味のある方は、「東京オリンピックボランティア」のタグをクリックし、古い記事から読んでいただくとよろしいかと思います。