自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

長期投資では個別株投資よりもインデックス投資の方が良いと言える4つの理由

株の素人が株をやってお金を増やしていくには、リスク資産に割り当てられる(最悪失っても生活を続けられる)資金を数十年レベルの長期投資に投じ続けるのが最適だと考えています。つみたてNISAや確定拠出年金など国の制度を使って節税しながらお金を貯めていきたいものですね。

そこで本稿では、長期投資ではインデックス投資の方が良い理由を考えています。

1.長期投資を考えている期間中、どの会社が成長するか(成長しないか)分からない

超優良企業であっても必ずしもコンスタントに利益を長期に渡って上げられる訳ではありません。まさに情報革命が進みつつある現在、産業構造の転換について行けない大企業などは、巨額の損失を抱えることになります。超優良企業であっても例外ではありません。東芝やゼネラル・エレクトリック社(GE)の巨額損失の記憶が新しいところですね。

卵は一つの籠に盛るな」とは投資格言で、集中投資は危険という教えです。集中投資の逆の分散投資ならば良いといえます。分散投資とは、つまり株式市場の指数(インデックス)に投資するという意味です。

2.長期投資を考えている期間中、「資本主義は終わらない」という考えがある

資本主義は資本家が会社に投資して、投資資金を元に会社が得た利益を、投資金額に応じて享受する社会の仕組みです。

ピケティの「21世紀の資本で有名な“r > g”(資本の年間収益率rは経済の成長率gよりも大きい)が示しているように、全世界の資本の年間収益率は世界経済成長率(2017年は3.6%)よりも高くなります。ということは、全世界の企業に投資すれば全世界の企業の収益(3.6%より高い)から利益を得ることができます。

方針:

  • 全世界株(例えばバンガード社のティッカー:VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)など)を買う。
    72の法則から、72/3.6=20年間で投資元本が2倍になる。

長期投資を考えている期間中、資本主義が終わらないと考えることができるのであれば、まずはこの投資法で間違いないと思います。短期的な含み損は出るでしょうが、中長期的には収益は増えていくでしょう。したがって、比較的リスクは低いといえます。

3.長期投資を考えている期間中、「特定の地域が繁栄する」と考えている

資本の年間収益率rが大きい地域に投資すれば良いという考え方です。アメリカ・欧州などの先進国、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国)やベトナムインドネシア・マレーシアなど新興国に投資します。ただし、新興国は政治・経済が先進国に対して未成熟であるために通貨も不安定になりやすいなど、投資環境が整っていないことに注意する必要があります。

方針:

  • 先進国株式インデックスファンドを買う
  • 新興国株式インデックスファンドを買う
  • 米国株式インデックスファンドを買う

私はドルの優位性はなかなか崩れないと信じており、おもに米国に投資しています。中程度のリスクはありますが、生活に困らないお金であれば、ホールドし続けられると思います。

4.長期投資を考えている期間中、「ある特定の産業が発展する」と考えている

おまけです。

インデックス投資では、企業価値の減少や増加によって投資金額が増減し、全体としてある市場にあるお金が増え続ければインデックスも上昇する、という考えで長期投資を行います。

しかし、規制が進みつつあるたばこやAIに置換されつつある銀行業など斜陽産業がある一方で、情報革命によってAIそのものを開発する情報関連産業やハイテク産業は伸びるというようなことが常にあるため、ある市場のインデックスを買うと、その市場をまるごと買うことになります。それだと、「パフォーマンスの低い産業にも投資することになり利回りが低下する」と考えることもできます。

こういうとき、インデックス投資ではありませんが、産業セクターごとのETF(米国株など)を活用して、分散を利かせつつ特定の産業だけを買うことができます。ヘルスケア、情報技術、金融、エネルギーなどといった分類があります。歴史的にヘルスケアセクターが最も高いパフォーマンスがあります(将来的には分かりませんが)。

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