自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

レバレッジ型インデックスETF・投資信託は客観的な指標で買うと儲かる可能性が高い|Fear &Greed Index

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種銭が少ないながらも人的資本が豊かな人は、レバレッジ投資信託を活用してお金を大きく増やす機会に恵まれています。何十年間もの間で、暴落と暴騰は繰り返すからです。

レバレッジETF投資信託の大枠の投資方針としては以下のことが考えられます。

  • 安定して資金が集まるインデックスを選択する
  • 買うタイミング:直感を排除する
  • 投資金額の上限を決める

安定して資金が集まるインデックスを選択する

安定して資金が集まる、つまり長期で騰がり続けることが期待できるインデックスの代表は、

  • 米国のS&P500指数
  • 米国のNASDAQ指数

です。これらの指数は、日々の値動きはやや激しく、1年に数回は10%以上の調整が起こりますが、年単位で見ると右肩上がりです。アメリカは現状世界で最も成熟した資本主義経済をもち、最も強固な金融システムをもち、さらに人口も増え続けている国であることから、S&P500やNASDAQ指数に投資するというのは合理的であると考えています。

NASDAQ市場はアメリカ以外の国の企業も上場しており、最先端のテック企業が集まっています。

NASDAQ指数に関しては、過去ドットコム・バブルの崩壊で大暴落したことがあり、最高値更新に何年も要しています。以下のリンクはナスダック総合指数の超長期チャートです。

baseviews.com

NASDAQ指数のレバレッジ商品は、米国ETFならばNASDAQ100指数の3倍の値動きをするTQQQ(日本の証券会社では買えない)と2倍の値動きをするiFreeレバレッジ NASDAQ100があります。

S&P500指数のレバレッジ商品は、米国のレバレッジETFでS&P500の3倍の値動きをする有名なETFであるSPXLがあります。米国株投資家の間では超有名で、流動性もあり、経費率も約1%とレバレッジ型としては手ごろで、SPXLに集中投資している個人投資家もたくさんいます。投資信託では、2倍の値動きをするiFreeレバレッジ NASDAQ100があります。

S&P500は、リーマンショックで大暴落しましたが、2年ほどで回復しました。以下のリンクにチャートを示しています。

cden.hatenablog.com

S&P500とNASDAQ100どちらを選ぶべきか

投資家個人の考え方に依りますが、

  • より高い分散性で選ぶならS&P500
  • アメリカの成長性を信じるならS&P500
  • SPXLがほしいのであればS&P500
  • グロース株の成長性を信じるならNASDAQ100
  • アメリカ企業に限らずテック企業が好きならばNASDAQ100
  • より高いリターンを目指すのであればNASDAQ100

といった具合に決めれば良いのではないかと思います。

買うタイミング:直感を排除する

レバレッジ型の場合、買うタイミングを自分の主観のみで決めることはお勧めできません。人間というのは欲深いもので、値上がりが続くともっと儲けたいという意識が働き、株価が十分値上がりした後で、上値余地があまりないタイミングで買ってしまうことが多いからです。

いい加減な思いで買うと、後で痛い目に遭うということです。

そこで、客観的な指標を使います。

Fear & Greed Indexの概要

Fear &Greed Indexは米国市場の投資家心理を数値化したものです(CNN提供)。Fearは恐怖、Greedは貪欲と訳され、市場化心理のリスクオフ・リスクオンの状況をざっくりと知ることができます。

money.cnn.comf:id:cden:20200215055832p:plain

今の状況が数値で表されています。54というのは、FearでもGreedでもない、中庸(Neutral)という状況です。0~40がFear、40~60がNeutral、60~100がGreedです。

この指数の計算は

  • 市場の勢い:S&P500の125日移動平均からの乖離率。プラスならば貪欲に資金が供給されていることを表します。

    f:id:cden:20200215085841p:plain青線が125日移動平均線

  • ニューヨーク市場(NYSE)の株価の強さ:過去52週に渡って高値更新する株と安値更新する株の差の割合。高値更新する株価の数が多ければそれだけ貪欲に資金が供給されていることを表します。

    f:id:cden:20200215085931p:plain

  • ジャンク債の需要:投資家のジャンク債の利回りと投資適格の社債などの利回りの差(イールドスプレッド)が大きいことは、投資家のより高いリスク戦略を重視していることを表します。

    f:id:cden:20200215090944p:plain

  • VIX指数CBOEボラティリティ・インデックス(VIX)は市場リスクの高さを表します。低ければ低いほど市場心理は安定しているといえます。

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  • マーケット・ブレス:市場の日々の売買高の拡大・縮小を指数化。値が大きいほど市場は活発に取引されていることを表しています。

    f:id:cden:20200215091058p:plain

  • 資金の逃避先:過去20日間での、株式と債券双方から得られる利回りの差を表しています。投資家心理が冷えると、リスクの高い株からより安全な債券が買われる動きが高まり、債券のパフォーマンスが上がります。

    f:id:cden:20200215091117p:plain

  • プットオプションコールオプション:過去5日間のプットオプション(売りの権利)とコールオプション(買いの権利)の割合。値が大きいほど、恐怖を感じて売っている投資家が多いことを表します。

    f:id:cden:20200215091148p:plain

Fear & Greed IndexとS&P500のチャート比較

トップページにはFear &Greed Indexの過去3年間のチャートが掲載されています。
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株価はS&P500のETFであるVOOです。Fearが20を割ると株価の乱高下が始まり、ちょっと上げてまた下がるというような感じで推移したことが分かります。

このインデックスを見ると、2018年のVIXショックと2019年11月からの米中貿易戦争による調整の双方でFearの下限値は10程度、Greedの上限値は90程度であることが分かります。

また、一度10まで下がると、その後急回復ということはなく、第二波第三波の下落があって長引くことが分かります。

また、Greedが80以上程度まで上がるとその後まもなく調整が入ることも分かります。

ファンダメンタルが順調なこの数年間であっても、です。

Fear & Greed Indexを用いたレバレッジETF投資信託での投資方針

例えばレバレッジ型ブルETF投資信託を買う場合、

  • 10程度まで下がったら → 買い
  • 10から増加したとき → 買わない
  • 20から10に減少したとき → 買い

というような使い方で、機械的に安値で買えます。

投資金額の上限を決める

全世界的な金融緩和が継続中である昨今では短期で株価が上がることも多いでしょうが、リーマンショックなどの信用収縮する状況では下落が長引くこともあり、個人投資家プロスペクト理論でいうところの損失回避の心理に陥りやすいため、含み損に耐えきれなくて売るとか、含み損を早く解消させようと買い足しすぎて株価が底になる前に資金が尽きるとかいうことが起こりやすいです。

したがって、下落が長引くことも想定して、

  • 10~20うろうろしている間は毎日少額を買い続ける

ような使い方も良いかと思います。買い足し続ける資金は、完全な余裕資金であるだけでなく、全体のポートフォリオの内の5~10%位を目途にするのが良いかと思います。多すぎると含み損に耐えられません。

耐えることができれば、調整が終わると一気に資金が戻ってくるのが相場の常ですから、安く買っておいた株は大幅に含み益となる可能性が高くなります。

したがって、資産の一部を使ってレバレッジ型を買うような戦略をとる場合、全体的なポートフォリオについては、債券が多め(オールウェザー)のポートフォリオリスクヘッジすると良いでしょう。

私はレバレッジバランスファンド(楽天・米国レバレッジバランス・ファンドやグローバル3倍3分法ファンド)でリスクヘッジしています。お勧めです。

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長期間積み立てる投資金額を増やすために、生活費の理想割合と我が家の割合を比較してみる

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日本では本多静六アメリカではマルキールやシーゲルも度々口にしていますが、

「投資元本を増やすには貯蓄しなければならない」

ということです。家庭を持つと貯蓄しにくくなりますので、どれだけの金額を長期間貯蓄に回せるかが長期投資のキーポイントであろうと思います。

我が家の生活費

我が家の属性

我が家は現在、

  • アパート暮らしの4人家族
  • 自分はサラリーマン、妻はパート(厚生年金に加入)
  • 2人の子供は保育園

というごく普通の家庭です。
ただ、私は結構節約派を自覚していて、妻もほとんど物欲がないタイプです。
だからというかなんというか、我が家では家計簿をつけていません。

家庭内にルール

ただし、家庭内でルールがあって、

  • 夫の稼ぎのみで生活する
  • 妻の稼ぎの内、妻の生命保険・確定拠出年金・つみたてNISA以外の全額を貯金
  • こずかいはないが、本やおやつは買って良い。趣味の物は「誕生日プレゼント」として夫婦で相談の上買うかどうかを決める
  • 固定費は夫がざっくり把握、変動費は妻がざっくり把握

という感じでやっています。

ざっくりとした生活費

今回、ざっくり月当たりの生活費を出してみました。

支出の理想割合は以下のファイナンシャルプランナーさんのブログを拝借しています。

FPが理想的な家計を解説!手取りに対する支出の割合を家族構成別にご紹介 | マネタス【manetasu】

固定費 我が家の割合(%) 理想割合(%)
住居費 54000 13% 22%
高熱水道費 17000 4% 4%
通信費 2000 0% 4%
自動車関連費 10000 2% 3%
教育費 15500 4% 4%
生命保険料 58000 13% 4%
変動費
食費 20000 5% 13%
被服・理美容費 12000 3% 4%
日用品費 6000 1% 3%
交通費 0 0% 2%
医療費 7000 2% 2%
交際費 1000 0% 2%
趣味娯楽費 3000 1% 5%
こづかい 0 0% 10%
その他 0 0% 3%
貯蓄
貯蓄 225000 52% 15%

 

簡単に解説すると、

  • 地方だからか、住居費が安い。
  • 通信費は夫婦ともにMVNO格安SIM使用。さらに妻は全額楽天ポイント支払い。
    ネットも子供が小さいためまだ不要。テレビはないのでNHKは掛かっていない。
  • 生命保険料は夫婦とも貯蓄性の高い商品を選んでいる。夫は生命保険(低解約返戻金型終身保険を10年払いしている)のみ、妻は妊娠や病弱のため医療重視の終身保険(夫の稼ぎで生きていけるため生保は不要という考え)。
  • 食費は妻の父母と夫の父母が色々と援助してくれるため少なく済んでいる。
  • 被服費は次のシーズンの物をバーゲン中に買うことで節約。気に入ったものを長く使うよう心掛ける。見えない部分の服は安い物を選ぶ。靴や靴下はは修繕しながら長く使う。
  • 交通費は乗用車1台のみ。主に妻の通勤の足。夫は自転車通勤。
  • 交際費は夫が年1回の飲み会、妻が4回程度の会食のみ。仕事で毎日会う人と夜会う必要は基本的にないという考え。
  • 夫婦ともに飲酒・喫煙しないため嗜好品もお金が掛からない。
  • 外食はお祝い、来客のとき、テーブルマナーを学ばせるときなど特別のときにするものという、自分たちにとっては「贅沢」という位置づけ。
  • こずかいは前述の通り設定なし。
  • 給料は金額チェックする位で、給料日だからといって無駄遣いしない。ボーナスも同様に全額貯蓄する。

ということで、節度ある節約を心掛けています。貯蓄は全支出の52%という結果でした。なおこれは妻の稼ぎの内、使わない金額が入っていないので実際はもう少し貯蓄割合が高いです。また、生命保険も貯金と見なすと65%が貯蓄という、いびつな支出割合となっています。

我が家ではアセットロケーションを設定している

我が家ではお金を置く場所(アセットロケーション)を厳格に設定・管理して、家計簿をつけなくてもざっくりと支出を管理できるようにしています。

例えば、支出毎にクレジットカードや銀行口座を設定しています。

  • 夫のクレジットカード:固定費
  • 夫のデビットカード変動費
  • 夫証券口座:つみたてNISA、iDeCo口座、特定口座
    楽天証券楽天銀行でマネーブリッジ)
  • 妻のメイン銀行口座:貯蓄用のため基本的に引き出さない。
  • 妻の定期預金口座:万が一のときのための口座。精神安定に役立てている。
  • 妻証券口座:つみたてNISA、iDeCo口座
    住信SBIネット銀行SBI証券でハイブリッド預金)
  • 子供:ジュニアNISA口座、特定口座
    (子供それぞれに証券口座を開設)

とし、毎月225,000円を各口座で積み立てています。

こうすることで、キャッシュフローの可視性を高めています。

各アセットロケーションへの積み立て期間を設定している

NISAや生命保険には期限を設けています。

主なものでは、

  • 夫生命保険:10年払い切り
  • ジュニアNISA:5年間

としています。ジュニアNISAが終了する2023年までがカツカツの予定ですが、家族みんなで頑張る感じです。

本多静六の「月給4分の1天引き貯金」

天引き貯金では本多静六氏の「月給4分の1天引き貯金」が著名ですね。今や貯蓄の基本は天引き貯金ですが、100年以上前に実践して巨万の富を作った人が本多静六氏です。

日本のバフェット・本多静六の資産形成術。投資で100億円!? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

 

本多静六氏の著書「私の財産告白」について紹介しているブログは多いです。

伝説の大投資家・本多静六の大衆に向けたドン引きするほど辛辣な言葉、その真意。 | 節約社長

本多静六「私の財産告白」の内容と要約、感想|貯金と投資の極意

 

氏曰く、お金を増やすことは「雪だるま」であり、貯蓄して「雪だるまの芯」を作り、芯を作ったら後は転がしていくだけ。投資のタイミングは「値上がりしているときではなく、不景気のときにするべき」など、バリュー投資家の鑑のような人です。

私は彼の貯蓄法は当たり前に思います。4分の1という数値も、多くの書評では「私には真似できませんが…」などと述べられていますが、本多静六にとっては妥協の数値だったのではないかとすら思っています。彼にも家庭がありましたから。また彼は東大の教授であったので、平均よりはだいぶもらっていたはずで、後年は1/4よりも多く投資に回せていたはずです。

収入が少ない人は4分の1の貯金も難しいかも知れませんね。だから、自分にとって少し多めの天引き貯金をして、それを投資に回し、絶対に投資元本を取り崩すことがないようにしていくことが重要だと思います。

現代では、iDeCoやNISAなど、老後の資産形成のためのアセットロケーションが複数用意されていますので、これらを効果的に使っていくことが大切だと考えます。

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【グローバル3倍3分法】投資したお金をできるだけ減らしたくない人はレバレッジ・バランス・ファンドを買おう【USA360】

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レバレッジ・バランス・ファンドとは

行動心理学の「プロスペクト理論」によると、お金は増えるよりも減る方が痛みを感じるといいます。アメリカの投資会社・ブリッジウォーター社代表のレイ・ダリオ氏は“株式は債券と比較して3倍リスクが高い”として、オールウェザーポートフォリオを提唱しています。この場合のリスクは標準偏差のことで、「株式の値動きの幅は債券の3倍である」ということです。

したがって株式の値動きは、元本割れが恐いと感じる人にとっては暴力となりえます。

レバレッジ・バランス・ファンドはこのような株式のリスクに対抗して長期保有するために生み出された投資信託と言えます。

レバレッジ・バランス・ファンドの特徴

レバレッジ・バランス・ファンドの特徴は下記のようなことです。

  • 株に対して逆相関する傾向にある債券にレバレッジを掛けることで株のリスクを大幅に相殺している
  • 複数の資産を組み合わせるバランスファンドであり、リバランス不要である。
  • 現代ポートフォリオ理論における効率的フロンティア曲線上の資産配分にレバレッジを掛けることで単一の資産クラスを凌駕する高いシャープレシオを実現しうる
  • 投資信託としてはレバレッジしているが、買っている個人投資家が証拠金を差し入れる必要はなく、資金の効率性が高い。

私もグローバル3倍3分法ファンドと楽天・米国レバレッジ・バランス・ファンド(USA360)という2つのレバレッジ・バランス・ファンドを保有していますが、「あまり下落せず、騰がりもゆっくり」なので、保有前よりも心理的負担はかなり減りました。

レバレッジ・バランス・ファンドの弱点

レバレッジ・バランス・ファンドの弱点は以下のようなものが考えられます。

  • 利上げ局面
  • 株式と債券の逆相関性が弱いとき

債券は一般に株式暴落時の資産逃避先として用いられますが、今後の経済状況では当てはまらなくなる可能性があります。

また、利上げ、つまり、政策金利の引き上げ(利上げ)によって金融引き締めが起こった場合はどうしても下落します。

したがって、利上げタイミングではレバレッジ・バランス・ファンドの基準価額が大きく下落する可能性があります。

実際、2020年2月現在、直近の米国利上げ(2018年12月18日~19日FOMC発表、2.00~2.25%から2.25~2.50%に引き上げ)を経験したグローバル3倍3分法のチャートを示すと、

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青色:グローバル3倍3分法ファンド(1年)
ピンク色:eMAXIS Slim 先進国債券インデックス ※債券先物の代替
緑色:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

(見てほしいのは、2019/1の前の下落です)

12月18日以前から、利上げ観測を織り込んで先進国(米国)の債券と株式共に下落しており、グローバル3倍3分法ファンドは最大10%下落しています。ただし、先進国株式は最大12%下落しており、国内外REITも組み込まれているグローバル3倍3分法ファンドの分散性がよく効いています。

いずれにせよ、利上げの後、株価も債券価格も上昇しており、グローバル3倍3分法ファンドの基準価額は先進国株式をアウトパフォームしています。

レバレッジ・バランス・ファンドにとって利上げは「買い場」と見なせます。

ただし、大規模な信用収縮が起こって、特にレバレッジが掛かっている債券先物が大幅下落する場合、差し入れる証拠金がファンド資産を大きく損じることが考えられます。そのようなときも基準価額が大きく下がりますが、おそらくそのようなときは株式市場含めて大暴落しているでしょうから、考えても無駄でしょう。

低コストレバレッジバランス・ファンドのチャート比較

ここでいう低コストは信託報酬1%未満のファンドのことをいいます。具体的には、

  • グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型) 2018年10月1日新規設定
  • ウルトラバランス世界株式 2019年8月23日新規設定
  • 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360) 2019年11月5日新規設定
  • ウルトラバランス高利回り債券(年2回決算型)2019年11月22日新規設定

の比較をします。

投資信託の比較

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青色:グローバル3倍3分法ファンド(1年)
ピンク色:ウルトラバランス世界株式
緑色:楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)
黄色:ウルトラバランス高利回り債券(年2回決算型)

3カ月弱でしかありませんが、米国経済の強さを背景にしてUSA360が強いです。グローバル3倍は冴えません。これは、グローバル3倍が組み入れている新興国株式が中国・武漢の新型コロナウィルスによる新興国市場の暴落によるものと考えます。

ウルトラバランス株式は金を組み入れており、新型コロナウィルスによる市場暴落に対してパフォーマンスを発揮しました。

楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)設定以来の比較

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青色:グローバル3倍3分法ファンド(1年)
ピンク色:ウルトラバランス世界株式
緑色:楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)
黄色:ウルトラバランス高利回り債券(年2回決算型)

USA360は他のレバレッジ・バランス・ファンドを引き離し、11.1%の上昇です。私はレバレッジ・バランス・ファンドもなるべくシンプルな資産構成が分かりやすくて良いと思っていますので、USA360のパフォーマンスが高いのは何となく嬉しいです。

なお、上記4ファンドは下記リンクで比較できますので、この記事が古くなったらご自分で期間をいじってみてください。

https://finance.yahoo.co.jp/quote/0231118A/chart?compare=97311198,9I31119B,9731119B

 

関連記事です。

USA360に興味を持たれた方は拙ブログの過去記事がありますのでぜひご覧ください。

cden.hatenablog.com

 

USA360は信託期間無期限なので、子供のジュニアNISAでも買付しています。買い付け状況は不定期でまとめていますのでご覧ください。

cden.hatenablog.com

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2020東京オリンピック大会ボランティア(フィールドキャスト)共通研修に行ってきました

オリンピックまで191日、パラリンピックまで223日です!
大会ボランティアの日程は

  • 大会オリンピックボランティア応募(オンライン申請)~2018年12月
  • 大会オリンピックボランティア説明会・面談審査(広島市)2019年7月
  • 大会オリンピックボランティア共通研修(広島市)2020年1月 ★今回報告

ということで、東京オリンピック大会ボランティア(フィールドキャスト)共通研修に行ってきましたので、内容を記録しておきたいと思います。

共通研修の場所は基本的に説明会と同じ会場

共通研修は場所指定でした。私の場合は広島市で日程も2日間(午前・午後の4回、各3時間)から選ぶというもの。仕事とバッティングせずに済みました。念のため場所変更を問い合わせたところ、場所変更自体はできるけれども、東京以外では広島市と同様に日程はかなり絞られるとのことでした。

共通研修の内容は都市ボランティアと基本的に同じ

私は都市ボランティアにも採用されていますが、大会ボランティアの共通研修と都市ボランティアの共通研修とは同じということで、大会ボランティアの共通研修とE-larningの受講修了の後に申請した場合に限り、都市ボランティアの共通研修が免除となりました。

共通研修でもらったもの

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トートバッグ、ハンドブック、キャンパスノート(A5判)、キャンパスノートを入れる袋(コクヨ社のもの)

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Diversity & Inclusion ステッカー2枚

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キャンパスノートの中は、ボランティア活動中の振り返りなどを行おう!という教材が印刷されていました。コクヨ社員さん謹製ですかね?今までにキャンパスノートは何十冊も使ってきましたが、こういうのは嬉しいですね。

共通研修に参加していた人

広島会場ではパッと見た限り、20代~30代は少し、40~60代がボリューム層で、女性が多め。わずかに外国人女性がいるという感じでした。会場では外国人がもっと増えると思うと楽しみです。

共通研修の内容

共通研修の目標

  • Field Cast の心構えを知ること
  • 仲間を作ること
  • オリンピックとパラリンピックの基本情報を知ること

以上3点の目標を、180分の講義とクイズと2~3名のグループワークを行いながら達成するというのが共通研修の趣旨でした。最近流行りの授業形態です。

3つのルール

研修には3つのルールが設定されました。

  1. おへそルール:話者におへそを向けるというルール。傾聴ですね。
  2. グループワークの終わりの合図として挙手する:これは皆さんあまりしませんでした。
  3. 拍手をする:グループ内で、あるいは講師に対して行うというものでした。

共通研修の具体的な内容

  1. アイスブレイク1
    隣の椅子に座っている人とグループになり、「オリンピックで印象に残っているシーンを話す」というものでした。
  2. オリンピック・パラリンピックの歴史
    近代オリンピックの父ピエール・ド・クーベルタンや日本オリンピックの父嘉納治五郎の話、種目数の変遷、パラリンピックの歴史、種目、種目数などの説明がありました。
  3. 講義の合間のクイズ
    このクイズは「mentimeter」というWebアプリで、リアルタイムに受講者の回答がPC上に表示されるというものでした。ICTを取り入れた現代的教育工学的教授法であり、おそらくこの授業は大学教育学部の教員が作ったものだと思われます。
  4. アイスブレイク2
    グループの人と本気でじゃんけんをして、勝った人は「最高にうれしかった時を思い出して嬉しがる」、負けた人は「勝った人を祝福して一緒に嬉しがる」というものでした。大声を出せて眠気が飛びました。やはり授業中に体を動かすと集中力が戻ります。
  5. Diversity & Inclusion・障害者平等研修(DET)
    組織委員会メンバーで、視覚障碍者の男性による講義がありました。この方は凄くて、全盲なのに目の前の150人の受講者を相手にスライドを用いて障碍者平等のための授業を行っていました。おそらく何度も何度も練習しなければできない芸当で、同じ教育者として貴重なものを見せてもらいました。

    講義中のワーク:「障害とは何か?」「障害とはどこにあるか?」
    受講者個々人による解釈を書かせて、次いで国連・障碍者権利条約の和訳によって説明するというスタイルでした。
    障碍を失くすためにできる行動として、「何かお手伝いできることはありますか?」という声掛けから始めてもらえると嬉しいとのことでした。
  6. ボランティア活動の一日の例
    チェックイン、9:00~12:00(間に15分休憩)、昼食、13:00~18:00(間に15分×2休憩)が例として示されました。午前・午後ともに結構フツーに働く感じです。大きな荷物は持ち込めず、提供されるショルダーバックに入るもののみ携行してほしい旨の説明でした。
  7. メディア取材
    メディア取材は「組織委員会職員に申し込みをお願いします」ということでした。
  8. SNSについて
    撮影・投稿はボランティア活動に支障を及ぼさない範囲で行ってくださいということでした。一般の場所で、人は撮影了承済みで、機密情報を含むモノがないことが条件で、この条件に沿ってSNS拡散をお願いしますとのことでした。
    丁寧に「#TOKYO2020というハッシュタグをつけてね!」という宣伝までありました。研修中には、ロンドンオリンピック大会期間中に1億5千万回ものTweetがあった旨の説明があり、組織委員会は宣伝を強化しているのでしょう。
  9. 風しん・麻しん対策
    風疹・麻疹対策として予防接種の案内がありました。この辺は政府として力を入れていることなのでしょう。
  10. 保険に加入している旨の説明
  11. 参加規約の確認のお願い
  12. 今後のスケジュール
    ・2020年3月 役割・会場の通知
     通知の際、Acceptボタンを押下するとマッチング成立となるとのことでした。
     Acceptボタンを押さないかRejectボタンを押すとマッチング不成立で辞退と同じになるという説明でした。
    ・2020年4月 役割・リーダーシップ研修
    ・シフト通知
     シフトのAcceptボタンを押すとシフト承諾されるとのことでした。
     シフトの日程については数日間程度は活動できない意味の「×印」がつけられるそうです。明快に述べられてはいませんでしたが、シフトはこちらが希望を出せるものではなく、与えられたシフトを承諾するかどうかというようなもののようです。オリンピックになるか、パラリンピックになるかすらもあちら側の匙加減ということですね。
  13. IDカードの顔写真について
    IDカード(アクレディテーションカード)の顔写真の写りが適正なものであることを確認して下さいという説明でした。不適切だと顔認証で会場に入れないことがあるとのこと。
  14. 松岡修造からのメッセージ
    終盤30秒ほどで、松岡修造の動画メッセージがありました。いつもの感じでした。
  15. 2020年大会ボランティア 自分へのメッセージ
    2020大会のスローガンは「私は輝く I will shine」ということで、最後に自分へのメッセージを書こうというものがありました。

オリンピックのボランティア、楽しみです!!

投資に関心のない人がiDeCo(個人型確定拠出年金)で資産形成をする方法を、楽天証券を例にして優しく詳しく解説します

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本稿は、20代~50代位の給与所得者が老後資金を貯めるために個人型確定拠出年金iDeCoを利用すべき理由と、投資信託の基本的なとらえ方や楽天証券での買い方などについて、具体的にどうすれば良いかをなるべく専門用語を避けて丁寧に説明してみます。

はじめに

筆者の親友(30代独身女性、投資未経験)は普通のフルタイムの会社で働いています。彼女は老後資金を月々の厚生年金とドル建て終身の生命保険によって貯めています。彼女が老後を明るいものにするためには、さらなる資産形成が必要だと親友として感じています。そこで、お節介を承知でiDeCoによる資産形成を勧めている訳です。

仕事をしている人ならば必ずiDeCoを始めるべき理由

国民年金などの国民皆保険は年齢に応じて強制的に加入する保険ですが、ここで説明する個人型確定拠出年金iDeCo)は任意で加入する私的年金です。また、iDeCoは保険会社で契約する個人年金保険(払込額と給付される金額が決まっている、確定給付)とは異なり、自分で払込額を決める(確定拠出)ことができます。

詳しくは:

www.ideco-koushiki.jp

iDeCoの最重要ポイント

拠出できる(払える)金額の月当たり限度額は被保険者の種類によって異なる

自営業(第1号被保険者):月68,000円/年額816,000円

会社員(第2号被保険者)
  企業年金がない会社:月23,000円/年額276,000円

  企業型確定拠出年金のある会社:月20,000円/年額240,000円

  企業型確定拠出年金厚生年金基金確定給付企業年金に加入:月12,000円/年額144,000円

厚生年金基金確定給付企業年金に加入:月12,000円/年額144,000円

公務員など(第2号被保険者):月12,000円/年額144,000円

専業主婦(主夫)など(第3号被保険者):月23,000円/年額276,000円

 

例えば私は「公務員など」なので月12,000円、妻はフルタイムのパートで「会社員」かつ「企業年金がない会社」なので月23,000円です。

自分の会社がどこに属しているのか分からない場合、労務関係部署の担当者にきいてみましょう。

拠出したお金は60歳になるまで引き出せない

iDeCoは働けなくなる老後に使うための年金なので、拠出して運用している資金は原則的に60歳になるまで引き出せません。

これは、生活が不安定な人にはデメリットとして働くでしょうが、資産運用的にはメリットとして働きます。何故ならば、人はみな暴落中にあっては資産が減ることに耐えられませんので、売ってしまいます。資金が拘束されていると、それができないから良いのです。

iDeCoに拠出した金額は全額所得税と住民税の控除対象になる

iDeCoは民間の保険会社から買える個人年金保険と似た性質を持ちますが、個人年金保険の税控除額が所得税で最大4万円、住民税で2万8千円に対して、iDeCoでは拠出金額全額が所得税と住民税の控除対象になります。月23,000円の積立ならば、年276,000円です。

iDeCoで拠出した金額は年末調整で申請する

iDeCoの支払い済み金額の証明書は、他の生命保険などと同じように、年末調整の季節(11月初旬)に郵送されてきます。

具体的な方法は、

diamond.jpが詳しいです。

iDeCoで節税できる金額

課税額については、所得税累進課税で5%~45%、住民税は一律10%です。例として年収250万円(税込)ならば、所得税10%、住民税10%の計20%課税されます。したがって、課税額は50万円となります。

これが、iDeCoで月23,000円拠出するのであれば、年276,000円なので、節税額は276,000×0.2(20%)=55,200円となります。実に課税額50万円のうち、11%分が節税できます。1年で11%儲かる投資商品というものは殆ど詐欺のようなものですが、iDeCoならば国の制度として11%節税できます。iDeCoへ拠出したお金は、リスク商品ならばさらに増えますので、美味しいとしか言えません。

iDeCoの手数料

楽天証券SBI証券など大手のネット証券ならば、掛かる金額は

初期費用2,829円+月105円(国民年金基金連合会)+月66円(信託銀行)

です。1年目は4,881円、2年目以降は2052円です。節税額や運用利益を考えると、ほとんど手数料は気になりません。

年齢別iDeCoで貯められる金額|老後資金として十分か?

35歳で始めた → 60歳まで25年、月23,000円拠出で6,900,000円
40歳で始めた → 60歳まで20年、月23,000円拠出で5,520,000円
50歳で始めた → 60歳まで10年、月23,000円拠出で2,760,000円

iDeCoで選ぶ投資商品の選び方(楽天証券iDeCoの場合)

取扱商品一覧 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券
から商品を選びます。

元本を1円でも減らしたくないよ派

みずほDC定期預金

ノーリスク・ノーリターンです。みずほ銀行にお金を預けるのと変わりません。
お金の額は減りませんが、日本円自体がインフレすると相対的に価値が下がっていきます。インフレリスクと言います。目下の超低金利にあっては、定期預金ではインフレリスクに対処できません。

一時的に元本を割っても良いからお金を増やしたいよ派

実は定期預金はお勧めしません。インフレ誘導は財政的政策ということもあり、通常避けられないからです。ということで私は断然こちらをお勧めします。

投資においてリスクとリターンは表裏一体です。リスクを取るからリターンが得られるのです。

投資できる商品
  • 株式
    世界中の企業が資金を調達するために発行するものです。企業価値が上がると株式も上がります。
    先進国株アメリカ・日本・英国・ドイツ・フランスなど先進国の企業の株を集めたものです。例えば、アメリカのマイクロソフトや日本のトヨタ、スイスのネスレなど日常的に目にする企業も含まれています。
    新興国:中国、韓国、インド、ブラジル、ロシアなど経済的・金融的に先進国の次に位置する国の企業の株を集めたものです。
    REIT(リート)
    不動産投資信託といい、株の一種です。不動産収入を得る企業に投資して、間接的に不動産収入を得られる投資商品です。基本的に土地は有限の資産なので、世界全体のREITは長期的に見ると値上がりします。
     国内REIT:国内のREITです。これを買えば、国内に存在する不動産収入を得る企業の株を少しずつですが全部買うことができます。REIT投資信託を買えば、例えば東京の大手町や新宿、渋谷のビルオーナーになるようなものです。
     先進国REITアメリカやオーストラリアなど先進国のREITを集めたものです。
  • 債券
    国が資金を調達するために発行する国債、企業が資金を調達するために発行する社債などがあります。
    先進国債米国債、日本国債英国債フランス国債など先進国が発行した国債や先進国の企業が発行した債券で投資格付けが高いものを集めたものです。
    新興国債券:韓国、インド、ブラジル、ロシア、中国など新興国が発行した国債新興国の企業が発行した債券で投資格付けが高いものを集めたものです。iDeCoでは単品の取り扱いは通常ありませんが、「世界債券」という商品には混ざっている場合があります。

  • 商品そのものも投資できます。代表的なのが金です。金は貴金属の中で最も取引されている商品で、その売買高によって金額が変動します。金は「有事の金」といい、株価や債券が暴落したときに買われる傾向があります。
減る元本は少ないに越したことないし面倒なのは嫌だよ派(リスク小)

楽天・インデックス・バランス(DC年金) 信託報酬0.2%

これだけ買ってください。全世界株式15%と全世界債券85%で、極めて安全寄りの商品です。信託報酬が低いため、長期運用でも損が少ないです。

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1年リターン7.5%です。非常に値動きが緩慢で、安心感が凄いです。ただ、iDeCo自体余裕資金でやっているのであれば、債券を含む商品は買う必要はないかも知れません。

元本は減っても良いから増やしたいけど面倒なのは嫌だよ派(リスク大)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))

これだけ買ってください。ジェレミー・シーゲル教授によれば、過去200年でのリターンは株式が1番で、債券は株の1/1000でした。したがって、長期投資になればなるほど、株だけの方がリターンが多くなります。ということで、全世界の株式を買えば良いということになります。

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1年リターン25%です。債券がない分上下動が激しいですが、この商品は世界経済の成長に賭けるということで、人類が発展し続ける限り上がり続けるはずです。そういう意味での安心感が凄いです。

元本は減っても良いから増やしたいし自分で商品を組み合わせたいよ派

 国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、国内REIT、先進国REIT、金を組み合わせて自分の好きな割合で買います。商品の組み合わせの割合を示したものを「ポートフォリオ」と言います。

例えば、

  • 国内株式4:先進国株式6
  • 先進国株式8:国内株式1:新興国株式1
  • 国内債券2:新興国株式8
  • 定期預金3:先進国株式5:日本株式1:新興国株式1

など、好きなように割合を決められます。

色々な人のポートフォリオについては、以前まとめたものがありますので、参照してみてください。

cden.hatenablog.com

自分でポートフォリオを組む場合、1年に1度や半年に1度「リバランス」という操作をしてください。

リバランスのやり方

  1. 現在の投資商品毎の金額の割合を計算する
  2. 元々決めた割合になるように商品を買い直す

この操作をすることで、現在割安の商品をより多く買うことができます。

「全世界株式」という名前の商品は、商品の内部で先進国株式、国内株式、新興国株式の3つの商品についてこの面倒なリバランスをやってくれていますので、完全放置で大丈夫です。

同様に、「バランスファンド」と呼ばれるような商品は、商品の内部で「全世界株式」、「全世界債券」や「REIT」のリバランスをしてくれていますので、完全放置で大丈夫です。

信託報酬は低ければ低いほど良い

信託報酬は、実際に株を売買する投資信託の運用者に支払われるお金です。信託報酬「1%」ならば、投資信託が値上がりしても値下がりしても1年で1%分値段(基準価額)が下落するということです。「0.1%多い位気にしない」などというのは、良くない発想です。0.1%の違いでも30年続いたら3%です。元本100万円で1%が30年間だと、買って持っているだけで30万円の損失です。したがって、信託報酬は少ないことに越したことはありません。

家計でいえば、信託報酬は「固定費」みたいなものです。固定費は少なく抑えるのが基本です。

iDeCoで積み立てし始めたら心掛けること

  • 余裕のある資金で行うこと。30歳で始めたら30年間引き出せないため。
  • 給料から天引きで機械的に続けること。iDeCoで積み立てるお金は元々なかったものと思うと気が楽。
  • 一時的に投資元本が割れても気にしないこと。基本的に株は値上げ、値下げをうろうろ繰り返しながら値上がりしてきています。
  • 他の投資商品も勉強すること。iDeCoは商品の入れ替えができます。より自分に合ったポートフォリオの追求などは、マニアックですが面白いです。

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2019年12月:4人家族の投資損益まとめ|夫婦:つみたてNISA・iDeCo・特定口座、子供:ジュニアNISA

アセットロケーション(非課税投資枠)

アセットロケーションはアセットアロケーションとは異なり、お金を置く口座という意味です。詳しくは下記リンクを参照してください。

アセットアロケーションとアセットロケーション | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

我が家では、アセットロケーションのメインはiDeCoとNISAです。特定口座はサブという位置づけです。

  • iDeCo(私(夫))月12,000円
  • iDeCo(妻)月23,000円
  • つみたてNISA(私(夫))月33,333円
  • つみたてNISA(妻)月33,333円
  • ジュニアNISA(娘)月66,666円
  • ジュニアNISA(息子)月66,666円

iDeCoもNISAも非課税投資枠なので、特定口座よりも引き出しにくく、忍耐強く運用できます。ここで合計234,998円/月を積み立てています。一年間で枠をすべて使い切る方針です。

アセットアロケーション(非課税投資枠)

我が家のアセットアロケーションについては先進国株100%だったのですが、新たにレバレッジバランスファンドを買い始めました。具体的には、MSCIコクサイ・インデックス、楽天・全米株式インデックス、グローバル3倍3分法ファンド、楽天・米国レバレッジバランス・ファンドでポートフォリオを組んでいます。

iDeCo

  • 夫(12,000円/月)楽天証券

    f:id:cden:20191228134118p:plain

    f:id:cden:20191228134142p:plain

    利益:14.0%(2017年6月開始)

  • 妻(23,000円/月)

    f:id:cden:20191228134404p:plain

    利益:8.1%
    10月末は0.1%だったので、2カ月で8%回復したことになります。

つみたてNISA

  • 夫(楽天・全米株式インデックスファンド)

    f:id:cden:20191228134831p:plain

    f:id:cden:20191228134911p:plain
    利益:15.68%
    2年間平均リターン7.8%は上出来です。2018年末の暴落があってもですから、やはり一時的な損は気にせず、ガチホが正解なんでしょうね。

  • 妻(eMAXIS Slim 先進国株式インデックス)

    f:id:cden:20191228135406p:plain

    利益:14.02%
    この2年間は全米の方が先進国よりも若干リターンが上回ったようです。

ジュニアNISA

  • 娘(3)
    NISAは2018年中に開始。66666円/月を積み立て中です。

    f:id:cden:20191228135825p:plain

    利益:12.3%
    楽天・米国レバレッジバランス・ファンドは開始2カ月弱で4%弱のリターンですから、なかなか良い走り出しだと思っています。

  • 息子(1)
    NISAは2018年中に開始。66666円/月を積み立て中です。

    f:id:cden:20191228140208p:plain

    利益:14.0%
    始めた時期の差と投入金額の差で息子の方が益が大きいので、積み立て完了する4年後までに、息子と同額になるように娘の金額を増額するつもりです。

特定口座(夫)

  • 楽天証券

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    非課税口座とは違い、私の特定口座は興味の赴くままに買っています。主力は楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(USA360)とグローバル3倍3分法で、この2ファンドで約620万円購入しています。特定口座はガチホせず、元本を割りそうであれば解約してしまいます。私の特定口座は、将来的に非課税口座に移す資金なので、そういう、無駄ですが安全寄りの運用を心掛けています。

    楽天カード決済(5万円)ではUSA360を買っています。

非課税口座の全リターン

評価額6,161,871円、投資元本5,389,590円に対して利益772,281円で、利益は14.3%となりました。

関連記事です。 

cden.hatenablog.com1年前の運用結果です。昨年末は-13%位だったので、1年で20%騰がったことになります。我が家は先進国やもっと言うと米国の市場平均と同じリターンを得たことになります。完全に米国経済次第ですね。

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現行NISAは2023年まで!2024年からNISAは新制度に移行!積み立て型が新たに登場するようです

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NISAが2024年から新制度に移行するとのことです。

www.asahi.com

積み立て型の新設

記事によると、

政府・与党は、「少額投資非課税制度(NISA)」の一つである「一般NISA」を刷新する方針を固めた。貯蓄から投資に回すお金を増やすためにつくられたが、短期的な投資に使われることが多い点を改善するため、2024年から安定的な資産形成を促す「積み立て型」を加える。超高齢化社会に備えるため、今後も制度の見直しを続ける。

とのことです。

つまり、現行の一般NISAの非課税投資額を120万円とし、積み立て型にするという狙いのようです。記事には、一般NISAとつみたてNISAとの一本化も検討されているとのことです。

現行の一般NISAは120万円で任意の株や投資信託が買えますが、リスクの高い商品を短期売買する投資家が少なからずいて、金融庁はそのような売買を失くしたいのでしょう。

金融庁の思惑

そもそもNISAは株投資をしない日本人のための税金優遇措置ですが、金融庁の思惑としては、老後の資産形成などへの活用を進めてほしいのだと思います。そのために、現行のつみたてNISAのように、レバレッジ投信などが除外された、金融庁の審査を通った比較的リスクの低い投資信託に限って購入することができるようにしたいのだと思います。

なお、金融庁の審査を通った投資商品は、

と、インデックス型が支配的です。

つみたてNISAの対象商品 : 金融庁(2019年10月現在)

現行と2024年以降のNISA制度の整理

現行NISA制度は

  • 一般NISA(120万円/年、投資期間5年間、株・投資信託を自由選択)
  • つみたてNISA(80万円/年、投資期間20年間、金融庁が審査した投資信託を選択)
    ※ただし、現行は始めた年から2037年までの期間だが、いつ始めても投資期間20年間に改定予定
  • ジュニアNISA(80万円/年、投資期間5年間、株・投資信託を自由選択、ジュニアNISA口座へ振り替えた資金は子供が18歳まで引き出せない)
    NISAとは? : 金融庁

でしたが、2024年以降は、

  • 一般NISA(120万円/年、投資期間5年間、株・投資信託を自由選択)
  • 積み立て型一般NISA(120万円/年、投資期間5年間、金融庁が審査した投資信託を選択)
  • (ジュニアNISAは廃止)

となる訳ですね。

課題・要望

  • 現行のつみたてNISAと積み立て型一般NISAの統合では、金額を120万円、投資期間20年間に統一してほしい。
  • 老後資金の形成が目的ならば、つみたてNISAの投資期間終了後も一定期間ロールオーバー(継続管理勘定)可能にすべき。
  • 子供の学費準備などのための非課税制度は残してほしい。
    (ジュニアNISAがいくら不人気であっても)
  • レバレッジ型などの比較的リスクの高い投信も分散性などを考慮した上で投資可能としてほしい

ということですね。

金融庁には、利用者の利便性を考えて見直しを進めて行ってもらいたいですね!

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© 2010 自立を願う父さんのお金教育