自立を願う父さんのお金教育

就学前児童の父です。学校ではあまり学ばないお金の教育をいつ・どうやってわが子に教えていこうかを考えていきます。投資もやらせたいので、父親自ら投資実践しています。家族みんなの力で資産形成を目指すブログです。

赤ちゃん・妻と外出する時に旦那が気をつけるべき5つのこと

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四六時中赤ちゃんの世話を家でしている妻を買い物やイベントなど外に連れ出すことは、妻のストレス解消、運動不足やコミュニケーションのために大切だと感じています。そこで、外へ連れ出すときに旦那として妻に配慮すべきこと・気をつけるべき5つのことをまとめてみました。

 1.外出先に授乳室や授乳スペースはあるか?

赤ちゃんと外出する妻にとって一番の心配事は授乳室・授乳スペースの有無です。赤ちゃんの食事タイミングは大人と違って多いです。おむつも換える必要があります。妻は常に赤ちゃんと一緒にいるためそのタイミングを把握していますが、世の旦那さんたちは分からない場合も多いのではないでしょうか?(僕はあまり分かりません)なので、外出先に授乳室や授乳スペースがあるかどうかは確認しておきましょう。
外出先にない場合、近隣の公共児童施設などもチェックしましょう。児童施設には大抵あります。また、車内もカーテンなど用意すれば授乳スペースになります

授乳室が大抵ある
大型ショッピングモール(イ○ン系、アピ○系など)、遊園地、高速道路のサービスエリアなど

授乳室がない場合が多い
商店街、街中のスーパー、ファミレス、イベント会場、古いパーキングエリアなど

便利なアプリがブックマークされていましたので紹介。

b.hatena.ne.jp

 授乳室設備はどうか?

授乳室があるといっても設備はピンキリです。

  • 必要度高い
    個室
    ベビーベッド
  • あったら良いな
    ミルク用お湯・水
    おむつ廃棄用ゴミ箱
    流し台
    体重計・身長計

特にミルク用お湯・水(水筒を携行する必要がない)とおむつ廃棄用ゴミ箱(家に持ち帰る必要がない)は嬉しいですね。

 2.外出先は禁煙・分煙が徹底されているか?

赤ちゃんには何としても副流煙を吸わせる訳にはいきません。なので、外出先は禁煙・分煙されているかどうかは確認しましょう。街中のラーメン店や焼肉屋などサラリーマン・現場従業員のたまり場は美味しくても避けた方が無難です。

 3.赤ちゃんの日常生活に沿っているか?

我が家では妻の指導で赤ちゃん時間に沿った外出をしています。門限もあります

  • 朝は7時の着替え・オムツ換え・ミルクが終わってから外出。
  • 夜は16時のオムツ換え・ミルクに間に合うように帰宅。

赤ちゃんは生活そのものに慣れていないようで、大人よりも時間に敏感です。また外出は家出の生活よりも遥かに疲れます。規則正しい生活をさせてやるためにも、外出は夕方で終わるように外出しましょう。

 4.外食はできれば個室のある所で。座敷でも可。カート使用可も入店時に確認。

授乳室のあるレストランはまだまだ少ないですが、個室のあるレストランは少なくないです。個室ならば授乳ケープを使いやすいですし、赤ちゃんがぐずっても大丈夫です。座敷は、赤ちゃんを寝かすのに都合が良いです。席は、カートが置けるかどうかを入店時に訊ねましょう。

 5.妻への気配り・声掛けを行っているか?

普段赤ちゃんと一緒にいる妻は赤ちゃんについてきめ細かく状況を把握していますので、情報共有として積極的に妻に声掛けしましょう。「○○(赤ちゃんの名前)疲れてないかな?」「おむつ大丈夫かな?」など。また、妻も家と違って他人がいる外出先では疲れますし用便なども気を遣います。旦那として思い遣ってやりましょう。

 まとめ

外出は妻と赤ちゃんにとって一大事です。赤ちゃん連れは持ち物も多くなります。荷物を持つ、抱っこするなど力のある男だからこそ率先してやって、妻・赤ちゃんと快適に外出したいものですね。

当ブログのおもなテーマ

 

はじめに

逆縁にならない限り、親は我が子よりも先に死にます。だから、子供は自立するまでに、様々な知識や技能を身に着けなければなりません。親が我が子に対してできることは、その手助けが子育てのすべてであると思います。その手助けは、子供が興味・関心により自主的に取捨選択することができるまでは親が知りうる限りの知識と技能で取り組み、自主的に選ぶことができるようになってきたらだんだん少なくしていくのが良いと思っています。

当ブログのおもなテーマ:子供の自立

このブログでは、子供の自立を促すための子育て父親の観点で考えます。子供の自立とは、大きく分けて精神的自立経済的自立です。経済的自立は働いて生計を立てて初めて成り立ちますが、そのトレーニングは小さい頃からできると思います。また、精神的自立は人が精神的に依存せず問題解決をできることで成り立ちますが、やはり小さい頃からトレーニングできると思います。このブログでは、それらの方法の例示と実践をおもに紹介していきたいと思います。

父親の観点:父性

私は父親は母親の代わりはできない、と心底思っています。泣きじゃくる子供を私はどれだけ高い高いしても泣き止ませられないのに、妻が抱いてやるとピタッと泣き止みます。子供は母親のもつ母性により大きな愛を感じているのだと思います。だから、父親は父性を発揮して子供に愛情を注いでやれば良いのだと思っています。

「半人前子育て」

私は現在、初めてできた子である0歳児の父親でしかなく、子育ては妻と協力した上での試行錯誤です。「教育は国家百年の計」とあるように、子育ての評価は非常に長い時間を要します。子育ての結果自体、子供が成人するまで、いや、その子供が老いて死ぬまで確定しません。当ブログはいつまでも半人前です。したがって、教育界の偉人や子育ての先輩ブログの知見も大いに取り込みたいと思っています。

私はフルタイム勤務なので、子供と接する時間は平日朝晩と休日のみです。そんな中で妻と協力して子育てするために、このブログはまず

  • 妻が理解しやすい、分かりやすい内容(妻にも実践してもらいたいため)
  • スマホでも読みやすい内容(妻はスマホ使いのため)

を心がけたいと思います。

そして子育てを通して、家族全体で自立度を高めていけたら良いなと思っています。

終わりに:ブログ主のプロフィール

名前:木の芽

アラフォー。東京都出身。就職を機に地方都市在住。

仕事:教育関係のサラリーマン。キャリア教育や早期教育に関心あり。理系ですが心理学や社会学にも関心あり。

家族:妻(アラサー、フルタイムのパート、育休中)、娘(0歳7か月、女の子)。

 

子育てを楽しみながらブログも楽しんでいきます!

よろしくお願いします。

高専の高度化(特例適用専攻科)が高専教員公募に及ぼす影響

高専の本科のさらに上にある専攻科では、学位申請に関係する特例適用専攻科という制度がH26年度から走っています。

これは、大学評価・学位授与機構による制度でして、高専で学位申請するのに、今までは校外に試験を受けに行く必要があったのが、この制度により校外に出る必要はなくなりました。

特例適用専攻科の審査に通った高専では、H27年度修了生からは審査権がその高専に移ることになります。(授与権は学位授与機構のままです)

そのために教員は何をする必要があるかといいますと、研究成果として査読付論文を5年の内に何報かpublishしなければならないということになります。

これは、高専教員にとっては一握りの方以外には結構厳しい要求です。

しかし、学校として特例適用専攻科の認定を受け、維持しなければならないのです。

そのため、専攻科に所属している教員は必死になっています。

これからは研究成果を生み出す(査読付論文をpublishする)能力が今までよりも問われるようになります。

高専教員公募においては、おそらく今までよりも研究成果の欄が厳しく精査されると思います。

これを公募の勝機と見るかどうか―。

この少子化の中で、高専は他の形態の学校の中で生き残るために必死です。学校が変革せざるを得ないように、教員も、変革せざるを得ないのだと思います。

高専の7年一貫教育の制度化の行方と高専教員の採用

H27/3/30付け文教速報で、高専機構が7年一貫教育(本科5年+専攻科2年を併せて大学と同等の教育を行う)の制度化の議論が本格化していると報道された。

背景には、財政難・少子化・専門学校の高度化があって、高専の意義が問われている、とのことだ。

専攻科の定員を増やす高専も出てきたらしい。特例適用専攻科(学士の実質的な審査が申請学生の所属高専となる特例)が走り始めることもあり、今後数年間で教員の資格審査基準もさらに厳しくなるとのこと。審査に耐えうる教員の採用を行うよう、理事長が各校に要請した。

高専は、専門科目では博士の学位をもっていること、一般科目では修士の学位をもっていることが採用の最低条件なのだが、今後は専門の論文数や国際会議の登壇回数など、研究業績の比重が大きくなると言っているようなものだ。

我々現役の教員にとっても、研究業績の積み増しは喫緊の課題となっている。研究業績がコンスタントに一定以上ないと、昇任できないばかりか認定専攻科審査の不適(専攻科の科目担当になれない)・特例適用専攻科審査の不適(学修総まとめ科目(特別研究)の担当ができない)となって他の先生方に迷惑をかけてしまいかねない。

今まさに、高専間連携や長岡・豊橋両技科大との連携研究の推進が求められているし、この流れはおそらく、高専制度が潰えるまで変わらないように思える。

高度化したら、大学との待遇の差は埋まるのだろうか。いや、埋まらないだろう。。そうすると、高専公募は、しばらくはまだ大学よりは広い門なのかも知れない。

今後大きく変わる兆しがあるから、何ともいえないけれども。

高専教員を目指す方々、特に男性は、以前よりも入りにくくなるのは間違いないだろう。逆に女性はチャンスだ。安倍内閣はこれまでの内閣と比較にならないほど女性の登用を強力に推し進めているので。

高専の女性教員の拡充方針

今日は高専の女性教員の拡充について書いてみたいと思います.

高専機構の教員公募ページでは今年度から,女性教員を優先的に公募する旨を強調し,女性教員の「限定公募」「優先公募」を表示するようになりました.

(限定公募にはいささか驚愕しましたが)

http://www.kosen-k.go.jp/careers.html

http://www.kosen-k.go.jp/joho_kobo.html

日本の労働人口減少を食い止めるための女性労働力の活用・男女共同参画の方針に基づいた採用策です.

高専では,同じく男女共同参画の方針に基づき,理系女子の人数増加を目指して様々な方策を実行中です.

例えば,「鳥取県リケジョのガールズ白書」など.

高専は理工系の教育機関なので,伝統的に男子学生が多く,それゆえ教員も男性が多く,共学なのに男子校みたいな雰囲気が少しあります.そして,男子学生の数にマッチした組織になっています.

そんな準男子校に女子学生が多く入ってくるとどうなるか.組織としての対応が間に合っていれば良いのですが,必ずしもそうでないこともあると思います.

教育機関として考えたとき,

女性教員を増やすのと,女子学生を増やすのとでは,女性教員の方が少し早くないといけないのです.

それは,女子学生の受け入れ数は女性教員の数に制限されるからです.

高専では,泊りがけの行事の他に寮務があるので,女子学生の対応のために女性教員が不可欠です.

例えば,研修旅行では,一定数以上の女子クラスでは女性教員の引率が必要ですし,

寮部屋の見回り(重要な生活指導項目です)などでも,女性教員の数を増やさないと回せませんし.

高専では,今ほど女性が採用されやすい状況はないでしょう.

女性教員を20%増やすという数値目標は本気の表れですね.

面接と実績による評価が拮抗している男性と女性では,女性が確実に優先されるみたいです.

高専では,化学や生物学の学科もあるので,昨今のバイオ女性博士は結構チャンスだと思います.

博士でなくても,博士取得予定の人でも採用されます.

また,専門科目に加えて,一般教養科目での採用も精力的です.こちらはたいてい修士号取得で応募できます.

国語で,英語で,社会で修士号を取得している女性はチャンスだと思います.

団塊の世代の定年退職で,地味に高専の職場環境も変わっていくということでしょうね.

高専教員になって(3)

今回は高専の高等教育機関としての役割について,最近感じていることを書いてみたいと思います.

結論を先に書くと,能力的には問題なくても,経済的に大学に行けないから高専を選んでいるという学生さんがいるということです.

どの時代でも地域でもそう大きく変わらないことなんでしょうが,学校に通っている学生さんの家庭の経済的状況は様々で,中には学費をかなり苦労して捻出している保護者もいるのだと思います.

国立高専は公立高校3年+国立大学2年の5年間よりもトータルの学費が安いです.

(年額約234600円×5-補助金118800円×3+84600円=約90万円に対して,高校+大学2年間では約136万円)

差額50万円弱は,学力のある学生さんとその保護者にとっては魅力的に感じられるものだと思います.

高専から大学編入への道を選択する学生さんと高専で学士を取得しようという学生さんは一定数おり,ある意味高専が社会から前期高等教育機関としての役割を求められている側面もあります.

しかしながら,就職する学生さんが半数以上おり,その中には,専門科目が好き・学問が好きで成績も優秀だけれども,家の経済的状況が厳しいから就職を選択する人も確かにいるのです.

大学が少ない地方的な事情もあります.

ある専門学科が地元の総合大学にはないが高専にはあるということがあります.

その場合,その専門科目を学びたい学生さんは高専に入学する傾向があります.

高専の高等教育機関としての役割の大きな柱は,そういった学生さんに専門科目を学んでもらって,卒業研究に取り組んでもらって,学問の奥深さ,様々な学問の連関性,社会との関わりなど,高校のカリキュラムでは学べないことを学んでもらうことにあると思います.

研究の質に拘わらず,学生さんの卒研経験無と有では学問への親近感が違うでしょう.人生とは学ぶことですから.

だから,高専教員は高校教諭と同じであってはならず,技官(技術職員)と同じであってもならなくて,教育研究者でなければならない(のだと学びました)

その義務の証左として,高専教員には修士以上の学位が求められ,研究者番号が与えられる訳です.

私は競争的資金の獲得についてまだ意見することはできないのですが,高専における研究の高度化という使命感は持たなければならないと思っています.

高専教員になって(2) 大学との違い・地域との連携

高専に就職し,色々な方々に助けて貰いながら仕事を覚えて,

無事6ヶ月が経過しました.

試用期間があるのかどうか定かではありませんが,自分としては,居心地の良さを感じています.

高専というのは,大学・短大など他の高等教育機関や小中高などの初等・中等教育機関と比較して

学校数が桁違いに少ないので,その実態は余り知られていないのではないかと思います.

まして高専教員となると,尚更だと思います.

そういう実態を鑑みて,当ブログではちょこちょこ高専教員について書いている訳です.


今回は,高専教員の就職と高専の役割についての話です.

1.就職の口としての高専教員と大学教員の差

世間的には,高専の方が給料は少し少なくて,職位が同じ教授でも高専は一段階低いとされています.

そして,研究よりも雑用が多いというのがネットで出回っている高専教員の定説です.

研究に充てる時間を食い潰す“雑用”

2chなどのログを漁ると,“ガキのお守り”という表現が多用されますねw

これは,ある意味合っているなあと思います.(多分実際の高専教員が愚痴を吐いているでしょうからね)

博士号を目指す人の多くは研究職に就くがために必死に博士論文に取り組む訳で,

大雑把に表現すると,研究以外の職務は邪魔なんだと思います.

子供の世話とは,様々な研究・授業以外の校務を指し,当ブログでも度々触れているとおり,部活動の顧問や寮務,担任,果ては遠足の引率などがあります.

これらは,高専教員にとってなぜ校務なのか.

詰まるところ,高専技術者養成機関であり,教育機関として全人教育を実践していることがその理由です.

(これら二つのポイントは中教審でもたびたび高専の特徴として議論されています)

この点で,同じ高等教育機関でも,大学・短大とはまるっきり違うと思います.(短大,大学に勤めた訳ではないので推察ですが)

高専の意義を理解せずに就職してしまい,将来的にも賛同できない研究志向者は,きっと就職してから大学に転職したいと思うでしょう.

高専の公募要項には,以下の文章が必ず明記されています.

高等専門学校の教育・研究及び学生指導(学級担任,クラブ指導など)に熱意のある方」

この一文を軽く見るか,重く見るかで高専教員の適性が測れると思います.

重く見る人・大事だと思う人は,高専教員に適性があると思います.

このように,大学と高専は,どちらも研究がやれて,教授などの職位があり,福利厚生もほぼ同じなのですが,大きな差があります.

2.地域へ優秀な人材を輩出する役目としての高専

国立高専は全国に51校,殆どの都道府県に1校はあります.つまり,高専国策で設置されました.

現在まで,産業界が求める技術者を輩出するのが高専の役目です.

この場合の産業界とは,高専都道府県に1校程度という数からすると,県内・あるいは県を跨いでも産業的に結びつきが強い地域内の産業界を指しているものと思います.

高専教員の研究は,純粋な学術的研究(学生に学問を教えるための,自身の学問追求のため)の他に,地域産業との共同研究・受託研究が重要視されています.

地域に対して高専が如何に高い技術的な支援を行うことが出来るかが問われ,

そしてその支援を基に産業界が競争力が高いモノを作り出し,地域の富を殖やすことが出来るかが期待されています.

田舎高専の我が校でも,最近は高専卒業者は都会や県外に就職する人が多くなっていますが,

地元の有力企業に就職する人も依然多く,喜ばしいことだと思います.

優秀な人材こそ地域の富に他ならないでしょうから.

現在,産業の空洞化・田舎の過疎化・少子化・国際化にある我が国において,

高専の役割はいっそう問われています.

教員も一枚岩ではありません(寧ろバラバラと言うべきでしょうか).

私も,高専の意義には賛同しますが,高専生はその高い教養と技能でもっと県外・海外に出て行くべきだとも思っています.

(でも,私自身は地方分権社会,地産地消の社会こそがこれからの我が国の目指すべき姿だと思い,地方に移り住んできた訳ですが)


高専が設置されて今年で50年を迎えました.

高専のあり方は,今後とも難しい課題なのだと思います.

私も,機構の一職員として,もっともっと考えていきたいと思います.

© 2010 自立を願う父さんのお金教育